「QRコード決済利用動向調査」、利用頻度が最も高いのは「PayPay」、NPS1位は「メルペイ」という結果―MMD研究所
2019年7月23日 13時33分更新
MMD研究所は、「2019年7月QRコード決済利用動向調査」において利用率が高かったQRコード決済サービスの上位6サービスの利用者18歳~69歳の男女600人※を対象に2019年6月14日~6月18日の期間で「2019年7月 QRコード決済の満足度調査」を実施した。調査結果は以下の通り。
※PayPay(n=100)、LINE Pay(n=100)、楽天ペイ(n=100)、d払い(n=100)、au PAY(n=100)、メルペイ(n=100)(「2019年7月 QRコード決済利用動向調査」の利用者数順に表示)
■ サービスを知ったきっかけ「公式サイト」「関連アプリ上での案内」「企業からの配信メール」
QRコード決済サービスの利用率上位6サービスを利用している18歳~69歳の男女600人を対象に、現在メインで利用しているQRコード決済サービスを知ったきっかけを聞いたところ、「公式サイト」が20.2%、次いで「関連アプリ上での案内」が17.3%、「企業からの配信メール」12.8%という結果になった。
これをサービス別に上位5位までの項目を抜き出してみると、PayPayはトップが「テレビCM」、LINE Pay、楽天ペイ、d払いは「公式サイト」、LINE Pay、au PAY、メルペイは「関連アプリ上での案内」という結果になった。
■ QRコード決済を使い始めた理由は「ポイントが貯まる」「キャンペーンに興味を持った」「関連サービスとのポイント連動」
次に、メインで利用しているQRコード決済サービスを使い始めた理由を聞いたところ(複数回答可)、「ポイントがたくさん貯まるから」が44.0%、次いで「キャンペーンを知って興味を持ったから」が43.5%、「普段使っているサービスとポイントが連動しているから」が26.0%となった。
これをサービス別に上位5項目を抜き出してみると、PayPay、LINE Pay、メルペイはトップが「キャンペーンを知って興味を持ったから」、楽天ペイ、d払い、au PAYは「ポイントがたくさん貯まるから」という結果になった。
■ 利用頻度が最も高いのは「PayPay」、利用者の約7割が1週間に1回以上利用
続いて、各サービス利用者にそのサービスの利用頻度を聞いたところ、「1週間に1回以上利用する」という回答は各サービス別で、「PayPay」が73.0%、「LINE Pay」が65.0%、「楽天ペイ」が63.0%、「メルペイ」が54.0%、「au PAY」が51.0%、「d払い」が47.0%となった。
■ QRコード決済利用上位6サービスの総合満足度は64.7%、総合満足度1位は「メルペイ」
メインで利用しているQRコード決済の満足度をそれぞれ聞いたところ、「満足」「やや満足」をあわせた総合満足度が最も高かったのは「メルペイ」で71.0%、次いで「LINE Pay」が68.0%、「楽天ペイ」が66.0%となった。「やや不満」「不満」をあわせた総合不満度は全サービスで10%に満たない結果となった。
■ QRコード決済利用上位6サービスのNPSは-18.5、NPS1位は「メルペイ」
続いて、メインで利用しているQRコード決済サービスを家族や友人にオススメしたいかどうか10点満点の点数を付けてもらい、NPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を出したところ、9点から10点をつけた推奨者は18.2%、7点から8点をつけた中立者は45.2%、0点から6点をつけた批判者は36.7%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-18.5となった。サービス別のNPSは、「メルペイ」が2.0で最も高い結果となった。
■調査概要
「2019年7月 QRコード決済の満足度調査」
・ 調査期間:2019年6月14日~6月18日
・ 有効回答:600人
PayPay(n=100)、LINE Pay(n=100)、楽天ペイ(n=100)、d払い(n=100)、au PAY(n=100)、メルペイ(n=100)
・ 調査方法:インターネット調査
・ 調査対象:18歳から69歳のQRコード決済を利用している男女
・ 設問数 :10問