KDDI、トイレのIoTクラウドサービスを提供へ、空室・節水を管理
2017年2月22日 14時14分更新
KDDIは、IoTクラウドサービス「KDDI IoTクラウド ~トイレ空室管理~」と「KDDI IoTクラウド ~トイレ節水管理~」の提供を2017年3月以降に開始する。トイレソリューションとして新たな付加価値を提供する。
「KDDI IoTクラウド ~トイレ空室管理~」は、トイレの個室にIoTを活用することで、スマートフォンから空き状況をリアルタイムに閲覧できるサービス。マグネットセンサーをトイレ (個室) の各扉に取り付けることで扉の開閉状態を検知し、開閉情報をゲートウェイ経由でクラウドに通知し、トイレの利用状況を可視化する。
ユーザーは実際にトイレに行かずとも、パソコンやスマートフォンのウェブ画面からトイレの利用状況を確認でき、空いているトイレを使用することで待ち時間の効率化が図れる。
また、施設管理者は専用の管理画面から、トイレ (個室) ごとの利用率や利用時間を把握でき、利用実態の把握やトイレ清掃間隔の適正化など、効率的な運用が可能となる。
価格は、センサーが1個室あたり月額450円/台(税抜、以下同)、ゲートウェイが1F男子トレイなど1トイレ箇所あたり月額4600円/台。設置作業費用、LTE回線事務手数料が別途必要になる。最低契約期間は2年間。
「KDDI IoTクラウド ~トイレ節水管理~」は、トイレの個室内に設置された人感センサーと高機能フラッシュバルブを組み合わせることで、利用者の滞在時間によって適切な水量の流し分けが可能になる。また、IoTを活用して、トイレの各個室における水量データを把握することで、フラッシュバルブの状態を監視し、正確な水量のモニタリングおよび遠隔で必要なメンテナンスが可能になる。
価格は、フラッシュバルブが1個室あたり月額2,300~6,000円/台。最低契約期間は5年間。