ソフトバンク、「Smart Work Solution」を提供開始
2021年9月1日 11時47分更新
ソフトバンクは、会議室やデスクの企業間シェアリングや、ビル内のエリアごとの入室制限システムや空調設備などのビル設備とスマートフォン(スマホ)の連携などを実現し、スマートな働き方を支援するソリューション「WorkOffice+(ワークオフィスプラス)」と、「WorkOffice+」の導入に必要な各種施工作業やコンサルティング、通信ネットワークの環境構築、軽食などの無人販売サービスなどをパッケージにした、オフィスビルの管理者向けサービス「Smart Work Solution」の提供を、2021年8月30日に開始した。
「WorkOffice+」とはオフィスビルの管理者と、各テナント企業の管理者および従業員がそれぞれスマホなどで利用できるソリューションで、主に下記の機能を備えている。
・会議室やデスクの利用状況の可視化と企業間シェアリング
会議室やデスクの予約機能と利用開始時および終了時のチェックイン・チェックアウト機能により、テナント企業は自社の会議室やデスクの予約状況と実際の利用状況をリアルタイムに確認できる。また、テナント企業の管理者は空いている会議室やデスクを他のテナント企業に貸し出すことが可能。他のテナントが、その会議室やデスクを利用する際は、「WorkOffice+」のアプリをインストールしたスマホを持って移動することで、その会議室やデスクがあるフロアでのエレベーターの降車制限・オフィスへの入室制限のロックを解除することができるため、オフィス内のスペースの企業間シェアリングをセキュアに実現できる。また、使用エリアの空調設備の操作も「WorkOffice+」で可能となる。なお、オフィスビルの管理者が会議室やデスクを貸し出すテナント企業に対して、ビル内の無人販売サービスや、他のテナント企業が貸し出す会議室やデスクの利用に使用可能なポイントを付与することができる機能も備えており、会議室やデスクの企業間のシェアリングを誘発して、テナント企業の満足度向上に役立てることが可能となる。
・来客の入館受け付けの自動化
来客専用のQRコードを発行して、来客の入館受け付けをセキュアに自動化できる。ユーザーがビルの入り口などに設置されたタブレットにQRコードをかざすことで、入館権限や訪問先フロアでのエレベーターの降車権限などが付与されるため、受付スタッフを配備したり、来客のお迎えをしたりする必要がなくなる。
・オフィスビルの管理者とテナント企業による双方向のコミュニケーション
オフィスビルの管理者が「WorkOffice+」でテナント企業へ情報発信をできる他、テナント企業の従業員による既読・未読状況を確認できる。また、テナント企業からオフィスビルの管理者へ連絡することも可能。オフィスビルの管理者とテナント企業の双方向かつ迅速なコミュニケーションを実現するとともに、従来、館内に設置した掲示板などでテナント企業へ情報発信していたオフィスビルの管理者の手間を軽減できるとのこと。
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