ドコモとAGC、窓の基地局化に成功、ガラスアンテナを共同開発

2018年11月7日 12時43分更新


 NTTドコモとAGCは、景観を損ねずに既存窓ガラスの室内側から貼り付けができる、電波送受信が可能なガラスアンテナを共同開発した。両社は、ガラスアンテナを活用し、2019年上期より携帯電話のサービスエリア拡充を図る。
 
 今回開発されたガラスアンテナは、透明・透視性のある導電材料とガラスを組み合わせており、透明であるというガラスの特徴により目立ちにくく、景観や室内デザインを損なわない。また、新たに開発したGlass Interface Layer(グラス インターフェイス レイヤー)の効果により、窓ガラスを通過した際の電波の減衰・反射を抑えるという特長を持っているという。
 
 両社は2019年上期より、現在主流であるLTEの周波数帯の基地局へガラスアンテナを展開し、さらに5Gに対応したガラスアンテナの開発も検討していくとしている。
  
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