シニアのスマートフォン所有率は59.9%、MVNO利用率は13.1%、63.0%が「自分の健康」に不安 ―MMD研究所調べ
2018年11月8日 12時31分更新
MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、「2018年10月 シニアのスマートフォン、 生活に対する意識調査」を実施した。今回は予備調査で50~79歳の男女9,625人を対象に、利用している端末や通信会社、生活への不安などを広く聴取。
■ シニアのスマートフォン所有率は59.9%、フィーチャーフォン所有率は30.5%
50歳~79歳の男女9,625人を対象に、所有しているモバイル機器について聞いたところ(複数回答可)、所有率が最も高かったのは「スマートフォン(Android)」(36.7%)、次いで「フィーチャーフォン(ガラケー)」(30.5%)、「スマートフォン(iPhone)」(23.1%)だった。
「スマートフォン(Android)」、「スマートフォン(iPhone)」、「スマートフォン(その他)」のいずれかを所有していると回答した人は5,766人で、シニアのスマートフォン所有率は59.9%となった。
■ シニアのMVNO利用率は13.1% Y!mobileを含めると格安SIMの利用率は19.6%に
スマートフォンかフィーチャーフォンを所有していると回答した50歳~79歳の男女8,395人を対象に、メインで契約している通信会社について聞いたところ、「docomo」は34.7%、「au」は27.0%、「SoftBank」は18.3%となった。また、「Y!mobile」は6.5%、「MVNO」は13.1%となり、Y!mobileを含めた格安SIMの利用率は19.6%となった。
■ シニアが利用しているスマートフォン端末、トップは「iPhoneシリーズ」(37.8%)。Androidのトップは「AQUOSシリーズ」(15.5%)
スマートフォンを所有していると回答した5,766人を対象に、メインで利用している端末について聞いたところ、最も利用率が高かったのは「iPhoneシリーズ」(37.8%)、次いで「AQUOSシリーズ」(15.5%)、「Xperiaシリーズ」(11.3%)となった。シニア層全体のトップは「iPhoneシリーズ」、Androidのトップは「AQUOSシリーズ」となった。
■ シニアの63.0%が「自分の健康」に不安 「生活費」に対する不安が最も高いのは50代
50歳~79歳の男女9,625人を対象に、生活で不安に感じていることについて聞いたところ(複数回答可)、最も回答が多かったのは「自分の健康状態」(63.0%)、次いで「パートナーの健康状態」(38.5%)、「家族の健康状態」・「生活費」(31.7%)となった。
さらに、これを年代別にみると50代(n=3,239)で最も回答が多かったのは「自分の健康状態」(63.6%)、次いで「生活費」(39.0%)、「家族の健康状態」(36.1%)となった。60代(n=3,450)で最も回答が多かったのは「自分の健康状態」(62.9%)、次いで「パートナーの健康状態」(39.0%)、「家族の健康状態」(30.9%)。70代(n=2,936)で最も回答が多かったのは「自分の健康状態」(62.3%)、次いで「パートナーの健康状態」(44.1%)、「家族の健康状態」(28.0%)だった。
健康に関する不安が多い中で、唯一50代のみトップ3に「生活費」への不安が入った。
■ 調査概要
・調査タイトル:2018年10月 シニアのスマートフォン、生活に対する意識調査
・調査方法:インターネット調査
・調査対象者:50代~70代の男女でスマートフォンを現在利用している方
・調査調査サンプル数 :予備調査:9,625人(本調査:1,197人)
・調査実査期間:2018年9月20日~9月22日
・調査設問数:25問
関連カテゴリー