ソフトバンクと KDDI、 5G ネットワークの早期整備を推進する 合弁会社を設立
2020年4月2日 10時03分更新
KDDIとソフトバンクは、合弁会社の「株式会社5G JAPAN」を設立した。
両社では2019年7月、地方での5Gネットワークの早期整備を共同で進めると発表。今回、両者の資産を相互利用するインフラシェアリングを推進し、5G基地局の工事設計や施行管理を担う新会社として、5G JAPANが設立された。
新会社の代表取締役社長(共同CEO)は、KDDIから出向する寺尾徳明氏。代表取締役副社長(共同CEO)はソフトバンクからの大瀧栄司氏が就く。資本金は5億円で、株主構成は両社50%ずつ。
2019年7月の合意後、両社ではインフラシェアリングの実験を行った。コストがどの程度削減されるか、あるいは工期の短期効果など、具体的な結果は明らかにされていないが、既存設備を相互活用できるなどメリットを確認したことで新会社の設立に至った。
新会社は、いわゆる地方でのエリア展開の早期整備に向けた存在となるが、両社のエリアカバーのうちどの程度を占めるかは明らかにされていない。ただ、合弁会社が手掛ける設備による本格的な商用サービスは、2020年度下期以降になる見通し。
関連カテゴリー