楽天モバイル、1Finity製無線装置で5G網を強化
2026年2月6日 10時30分更新

株式会社楽天モバイルは2026年2月4日までに、富士通グループの1FINITY株式会社が製造するO-RAN準拠のMassive MIMO無線装置を採用し、2026年中に5Gネットワークでの商用展開を開始すると発表した。この無線装置には、クアルコムテクノロジーズ社の「Qualcomm Dragonwing QRU100 Platform」が搭載されており、楽天モバイルが進める完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークのさらなる高度化を目指すものである。この取り組みにより、ネットワークの容量拡大とカバレッジの強化が図られ、利用者に対してより高速で信頼性の高い通信環境が提供される見込みだ。
今回導入されるMassive MIMO(mMIMO)は、多数のアンテナを集中させてデータを送受信することで、通信の安定化と高速化を実現する技術である。楽天モバイルでは、すでに5Gネットワークの8割以上にこの技術を採用しているが、新しく採用される1Finity製の無線装置は、従来の4T4R無線機ソリューションと比較して、高度なビームフォーミング技術や空間多重化を活用できる点が特徴だ。これにより、無線ネットワークのキャパシティを大幅に向上させることが可能となる。特に、3.7GHz帯で動作する「32A37」モデルを導入することで、既存の無線装置を補完し、より広範囲で強固なエリア構築を推進する。
この新しい無線装置は、自然空冷方式を採用したO-RAN準拠の製品であり、消費電力の効率化にも大きく寄与する。Open RAN(オープンラン)の仕様に基づいているため、異なるベンダーの機器との相互運用が可能であり、標準化されたインターフェースを介して集中ユニットや分散ユニットと連携する。楽天モバイルは、このプラットフォームを活用することで、低消費電力かつ高性能なネットワーク運用を実現し、コスト削減と持続可能な社会への貢献という目標達成を加速させる方針だ。通信業界において商用環境で本格展開される初期の製品群の一つとして、仮想化ネットワークにおけるイノベーションを象徴する事例となる。
最新鋭の無線技術を導入することで、楽天モバイルは5Gサービスの利便性を飛躍的に向上させ、より快適なモバイル通信インフラの構築を完了させる。
参考URL:https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2026/0204_01/
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