ついに格安スマホに国内有名メーカーが参戦――イオンスマホ、富士通製「ARROWS M01」発売開始

2014年12月5日 16時00分更新


 12月5日、イオンとビックローブ株式会社はイオンスマホ第4弾となる富士通製Androidスマートフォン「ARROWS M01」を発売開始した。イオンスマホのメインターゲットとなっているシニア層から国産メーカーの端末が欲しいという要望を受けての発売となり、端末代金含めて月額2,880円(税抜、以下同様)から利用できる。

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 「ARROWS M01」は富士通の法人向け端末をベースに開発されたSIMフリースマートフォン。OSはAndroid4.4搭載、4.5インチ高精細有機ELディスプレイに800万画素のカメラを備える。防水・防塵対応の他、富士通独自のヒューマンセントリックエンジン技術によって通話の快適さも追求されていたりと、フラグシップ機にこそ叶わないが、十分な機能をもつ。
 スマートフォン初心者向けの端末にもなっており、操作がわかりやすいシンプルホームアプリを採用。文字入力もATOKを搭載し、手書き入力にも対応している。
 
 プランは「BIGLOBE LTE・3G 音声スタートプラン」となっており、プラン料金1,350円に端末分割代金1,530円(24回払い)を加えた月額2,880円から利用可能。月間のデータ通信容量は1GB、下り最速150Mbpsとなっており、1GB使いきった場合は200kbpsに制限される。また購入後であれば月間データ通信容量が5GBとなる月額1,650円のプランにも変更できる。音声通話は30秒/20円。
 
 シニア層から支持を集め、先日オリコンの顧客満足度ランキングで1位を獲得したイオンスマホにいよいよ国産スマートフォンが投入された。スマートフォンに対する「値段が高い」「難しそう」といった声に対して各MVNO会社は取り組んできたが、フィーチャーフォンから親しんできた国産メーカーの割安な端末は中々用意されてこなかった。現在MVNO業界が取り込みを狙っているシニア層などには有名国産メーカーだと安心して使えるという意見は根強く、「ARROWS M01」がイオンスマホ以外からも発売されれば、これまで海外メーカーが多数を占めていた格安スマートフォン市場に大きなインパクトを与えそうだ。

 「ARROWS M01」のスペックは以下のとおり。
・OS:Android4.4
・CPU:MSM8926 1.2GHz Quad Core
・メモリ:1GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSDXC(最大32GB)
・液晶:4.5インチ有機ELディスプレイ
・解像度:1280×720
・バッテリー容量:2500mAh
・連続待受時間:約700時間(LTE使用時)
・メインカメラ:800万画素
・インカメラ:130万画素
・サイズ:約138(H)×67(W)×10.9(D)mm
・重量:約153g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・LTE対応周波数:2GHz/1.8GHz/1.5GHz/800MHz
・3G対応周波数:2GHz/800MHz
・Bluetooth4.0、NFC、防水・防塵(IPX5/IPX8・IP5X)に対応
・カラーはブラックとホワイトの2色

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