パナソニック、Android OS搭載のデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を限定2,000台で国内販売へ
2015年1月27日 14時12分更新
パナソニックはAndroid4.4を搭載したデジタルカメラ「LUMIX DMC-CM1」を3月12日より国内で限定2000台発売すると発表した。既に海外では販売が開始されており、予想価格は120,000円前後。SIMロックフリーでLTE通信にも対応し、スマホ型のデジタルカメラとなっている。
「DMC-CM1」は「コミュニケーションカメラ」と位置づけられており、高性能なコンパクトカメラとスマートフォンが一体となった製品だ。ボディ部は約15.2mmという薄さながら、1.0型高感度MOSセンサーと広角28mmのライカ DC エルマリートレンズを搭載。解像度は20.1メガピクセルでコンパクトデジタルカメラの上位モデル級の性能を持っていると言えよう。画像処理エンジンにもパナソニックのデジタルカメラでも使われている「ヴィーナスエンジン」を採用し、4K動画の撮影にも対応する。カメラとしての操作性にもこだわりを見せており、シャッタースピードや絞り、ISO感度などをコントロールリングによって直接変更でき、一眼レンズ感覚の操作が味わえる。
スマートフォン機能との切り替えは本体天面にあるカメラ切換スイッチをスライドさせるだけで瞬時に行える。勿論Androidスマートフォンなので撮影した写真は即座にSNS等にアップロードできるので、これまでデジカメで撮影したら無線LANやSDカードを介してデータをスマホやパソコンに移して投稿するといった手間が解消される。また撮影スポット検索アプリ「Photo Search」や写真風景の撮影情報を共有できる「Pashadelic」を標準搭載し、スマホならではのアプリを活用した写真の楽しみ方も可能だ。Google Driveもプリインストールされているのでクラウドへの自動バックアップも行える。
ハード面でもハイスペックな仕上がりとなっており、液晶は473ppiの解像度の4.7インチフルHD液晶を搭載し、撮影した写真は高精細なディスプレイで楽しめる。プロセッサはQualcommのSnapdragon801 2.3GHz(クアッドコア)が採用され処理性能に困ることはないだろう。急速充電にも対応している。
スマートフォンのカメラは物足りないが、別途カメラを持ち歩くのも躊躇われるというユーザーには正におすすめできる端末だろう。写真に特化したSNSであるInstagramを始めとして、写真は良い写真を撮るというだけでなく、共有するという楽しみ方が一般的になりつつある。キャリアからの値引きがないSIMロックフリー端末なので高額な価格がネックとなるが、スマートフォンとデジタルカメラを両者を製造するパナソニックだからこそ開発できた、ギークな商品と言えよう。
スペックは以下の通り。
・OS:Android4.4
・CPU:Snapdragon801 2.3GHz(Quad Core)
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード
・液晶:4.7型 622万ドット TFTモニター 静電容量方式タッチパネル
・解像度:フルHD(1920×1080)
・バッテリー容量:2600mAh
・連続待受時間:約630時間(LTE)
・メインカメラ:2010万画素
・インカメラ:107万画素
・サイズ:約135.4(H)×68.0(W)×21.1(D)mm(ボディ部約15.2mm)
・重量:約203g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac 2.4GHz/5GHz
・Bluetooth4.0対応
・NFC対応
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