熊本県で震度7の大地震、携帯3社が災害用伝言板を提供、県内のWi-Fiも無料開放

2016年4月15日 13時03分更新


 4月14日21時26分頃、熊本県で震度7の地震が発生したことに伴い、携帯各社が災害用伝言板、災害用音声お届けサービスの提供を開始した。
 
 「災害用伝言板」は、震度6弱以上の地震など大規模な災害が発生した際に、被災地域から「無事です」「自宅にいます」「被害があります」など、自分の安否情報を携帯電話から登録・確認できるサービス。指定した家族や友人に、災害用伝言板に登録したことをメールで知らせることもできる。
 
 災害発生後に多くのユーザーが一斉に電話をかけると、電話回線へのアクセスが通信設備の許容量を超えてしまい、緊急を要する電話もつながりにくくなる恐れがある。最悪の場合、人命にも関わりかねないので、災害発生時には極力通話をせず、メール、SNS、災害用伝言板などを活用したい。
 
 「災害用音声お届けサービス」は、音声通信ではなくパケット通信によって音声メッセージを届けるサービス。音声メッセージが登録されると、メッセージを伝えたい相手にSMSで通知を届けることができる。
 
 また、大手通信会社などが加盟する「無線LANビジネス推進連絡会」は、今回の大地震を受け、熊本県内に設置している公衆無線LAN(Wi-Fi)を、業者との契約がなくても無料で使えるように開放している。
 無線LANに対応しているスマートフォンやパソコンを公衆無線LANが設置されている場所に持っていき、ネットワーク名を「00000JAPAN」に設定することで、インターネットが無料で使えるようになる。
 
 
 

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