パナソニック、自律搬送ロボット「HOSPI」による空港・ホテルでのサービス実証実験を実施

2017年1月13日 10時00分更新


 パナソニックは2017年1月中旬より、自律搬送ロボット「HOSPI(ホスピ)」の実証実験を、成田国際空港、ANAクラウンプラザホテル成田の協力のもと実施する。
 
 「HOSPI」は、人の代わりに搬送作業を行うロボット。あらかじめ記憶させた地図情報に基づき、高性能センサと高度な障害物回避アルゴリズムにより、移動環境を認識しながら走行し、歩行者や障害物に接触することなく、さまざまな物を搬送することができる。
 また、壁や天井への機器埋め込みや通路へのガイドテープの施工が不要であり、搬送の目的地や施設のレイアウト変更も容易かつ低コストで行うことができるという。
 現在は、国内外4カ所の病院で薬剤や検体の搬送などに利用されている。
 
 今回実施する実証実験では、空港内のラウンジでの食事後の下げ膳や、ホテルロビーでのドリンクサービスを行う。この実験を通し、「HOSPI」の搬送サービス拡大に向けた実用性を検証するとともに、今後の商品化に向けた開発を加速していくとしている。
 
 実証実験の概要は以下の通り。
 
1. ドリンクサービス実証実験
実施期間:2017年1月14日(土)~18日(水)
対象エリア:ANAクラウンプラザホテル成田 1階ロビー
検証内容:ロビーを巡回し、ペットボトルのドリンクを配布する。またバスの発車案内を行う。
 
2. 下げ膳実証実験
実施期間:2017年1月23日(月)~27日(金)
対象エリア:成田国際空港内 「ナリタ トラベラウンジ」
検証内容:食事後の食器をカウンターまで搬送する。
 
ホスピ
 
 
 

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