2014年3月携帯電話国内出荷、スマートフォン比率は3ヶ月連続減少

2014年4月30日 16時18分更新

・2014年3月の移動電話国内出荷台数は、1,943千台(前年同月比100.0%)
・2013年度累計(2013年4月~2014年3月)の移動電話国内出荷台数は23,016千台(前年比88.2%)

 
 
 JEITAは2014年3月移動電話国内出荷実績を発表した。それによると2014年3月の移動電話国内出荷台数は1,943千台、前年同月比100.0%となった。

移動電話国内出荷実績推移

移動電話国内出荷実績推移

また2013年度累計(2013年4月~2014年3月)では移動電話国内出荷台数は23,016千台、前年比88.2%とこちらも3年連続マイナスとなった。

スマートフォン比率推移

スマートフォン比率推移

 スマートフォン比率を見てみると、2014年3月ではスマートフォンは667千台、前年同月比83.8%、スマートフォン比率は34.3%と3ヶ月連続のマイナス。2013年度累計でみても出荷台数は12,225千台、前年比83.8%となった。(累計でのスマートフォン比率は53.1%)。キャリアの施策に伴う機種数の減少したこと、海外メーカとの競争が更に激化したことなどで、スマートフォンの出荷が大きく減少したと想定される。

移動電話国内出荷台数推移(年度)

移動電話国内出荷台数推移(年度)


 
 もちろんいわゆる「機種変更」のメリットが少なくなったという通信事業者の施策の影響も大きいと思うが、それにしても2011年から2012年にかけて、スマホ比率が右肩上がりだった時代から、ほんの数年で減少傾向になっていくスピードはすごいものがある。またさらに遡ると、2000年前後は年間5000万台を出荷していたにも関わらず、2013年度は半数以下となっている。ほんの10年前は花型事業だったにも関わらず、今や携帯端末事業から多くの企業が撤退しているのも、残念なことではあるが致し方ないのかもしれない。

 

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