オフィス向けインクジェット機器の満足度、82%と高い数字に

2014年8月13日 10時56分更新

・オフィス向けインクジェット機器の導入は新規・増設が約42%、レーザー機器からの買い替えは約10%

・オフィス向けインクジェット機器の満足度はやや満足、満足を合わせて82%と高い

 
 
 IDC Japan株式会社は国内オフィス向けインクジェットプリンターユーザー調査の結果を発表した。
 SOHOを中心に利用が広がっているオフィス向けインクジェットプリンター。導入形態は新規、増設が合わせて42.1%、インクジェット機器からの買い替えが48.3%、レーザー機器からの買い替えが9.6%となった。

 また満足度については81.5%が満足、やや満足と回答している一方、次のプリンターの選定ではインクジェットを選ぶが48.6%、レーザーを選ぶが27.5%、どちらとも言えないが23.9%という結果だった。

 インクジェットプリンターの満足度は高いものの、一度レーザープリンターを利用した場合はインクジェットに移行しづらい結果となっている。これは先のインクジェットの導入形態として、レーザーからの買い替えが少ないことからも伺える。実際、インクジェット機器に求める改良点として、プリントスピード42.1%、文字のプリント品質37.7%、カラープリントの色34.8%、インクの交換頻度35.5%とその品質に若干の不満があるようだ。

 確かに一度レーザープリンターの品質を体験すると、印刷品質だけだどインクジェットに戻りづらいが、それでもコスト面でインクジェットを選択している利用者も多いだろう。インクジェットの品質向上と、レーザープリンターのコスト低減の争いになるか。

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