ドコモ、マネックス証券の多要素認証設定を支援
2025年6月17日 09時10分更新
ドコモとマネックス証券は、2025年6月18日より、ドコモショップおよびドコモのコールセンターにおいて、マネックス証券のウェブサイトやアプリへのログインに必要な多要素認証機能の設定サポートを開始する。これは、同社が不正ログイン対策として5月30日から多要素認証を必須化したことに伴うものだ。
マネックス証券では、フィッシング詐欺による個人情報盗難や、マルウェア・スパイウェアを使った不正行為が報告されている。マルウェアはコンピューターや利用者に被害をもたらす悪意あるソフトウェアの総称で、スパイウェアはその一種で、利用者の許可なく個人情報や行動履歴を密かに監視・収集し外部へ送信するプログラムを指す2。これらの犯罪を防ぐため、これまで任意だった多要素認証機能の設定が必須化された。
ドコモは、この多要素認証必須化を受け、顧客が安心して設定できるようサポートを開始する。具体的には、ドコモショップでの対面サポート「あんしん店頭サポート」や、コールセンターでの遠隔サポート「あんしん遠隔サポート」「ネットトータルサポート」を通じて提供される。これにより、利用者は自身のペースで多要素認証を設定できる。多要素認証機能の設定方法については、マネックス証券サイトからも確認可能だ。
「あんしん店頭サポート」はドコモショップでスマホの操作方法やアプリ設定をスタッフが対面で支援するサービスで、月額プランや1回ごとのプランが用意されている。
「あんしん遠隔サポート」はオペレーターが電話やLINEでスマホやタブレットの操作・設定を遠隔で支援するサービスで、月額440円(税込)で提供される。
「ネットトータルサポート」はインターネット回線やパソコン、プリンターなど通信機器全般の困りごとを解決するサービスで、月額550円(税込)だ。
各サービスは有料だが、それぞれ初回無料期間やパック適用でお得に利用できる場合がある。ただし、サポートの範囲は多要素認証機能の設定までで、証券口座へのログインや実際の設定作業は利用者が自身で行う必要がある。
ドコモとマネックス証券は、今回の連携を通じて、顧客一人ひとりのライフステージに合わせた金融サービスを提案し、顧客の資産形成をシームレスにサポートしていく方針だ。
URL: https://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_250616_s1.pdf