サブスクリプションサービスの契約経験トップは33.6%で「動画サービス」—MMD研究所
2020年2月27日 11時07分更新
MMD研究所は、スマートフォンを所有する15歳~69歳の男女8,381人を対象に事前調査を行い抽出した、グルメ・美容・ファッションのいずれかのサブスクリプションサービスを有料契約している134人に本調査を行い、2019年12月16日~2020年1月5日の期間で「2020年2月 サブスクリプションサービス利用動向調査」を実施した。
■ サブスクリプションサービスの契約経験トップは「動画サービス」、5割以上は月額料金がいくらでも有料契約はしない
スマートフォンを所有する15歳~69歳の男女8,381人を対象に、契約経験があるサブスクリプションサービスをジャンル別に聞いたところ、「動画サービス」は33.6%、「音楽サービス」は23.9%、「書籍サービス」は13.6%という結果になった。
さらに、サブスクリプションサービスについて、月額どのぐらいなら有料契約を検討するか月額料金をサービス別に聞いたところ、どのサービスも5割以上が「いくらでも有料契約はしない」となった。いずれかの料金を選択したサービスで最も多かったサービスは「動画サービス」で42.7%、次に、「音楽サービス」が34.9%、「書籍サービス」が27.4%となった。その中で、「1,000円未満」の回答がどのサービスも最も多く、「動画サービス」は33.9%、「音楽サービス」は31.1%、「書籍サービス」は23.5%となった。
■ サブスクリプションサービスの有料契約経験者が契約、継続利用時に重要視する点は、どちらも「価格」がトップ
次に、サブスクリプションサービスの有料契約経験者3,380人に契約時に重要視する点を複数回答で聞いたところ、最も多い項目は「価格」で60.5%、次に、「商品の豊富さ」は48.0%、「お得さ」と「使いやすさ」は29.3%となった。
続いて、サブスクリプションサービスの継続利用時に重要視する点を複数回答で聞いたところ、最も多い項目は「価格」で57.6%、次に、「商品の豊富さ」は41.4%、「使いやすさ」は23.5%となった。
■ サブスクリプションサービスの有料契約のきっかけは「テレビや雑誌等で見かけて良いと思ったから」/解約を考えたきっかけは「欲しい商品(サービス)が少なくなった、または無くなったから」が最も多い
スマートフォンを所有する15歳~69歳の男女をグルメ・美容・ファッションのいずれかのサブスクリプションサービスの有料契約経験があると回答した134人を抽出し、メインで利用しているサブスクリプションサービスを有料契約しようと思ったきっかけを複数回答で聞いたところ、「テレビや雑誌等で見かけて良いと思ったから」が25.4%と最も多く、次に、「知り合いからの口コミ」が23.1%、「サービスが良さそうだから」が22.4%となった。
続いて、メインで利用しているサブスクリプションサービスの解約を考えたことがあるか聞いたところ、「解約を考えたことがある」が88.2%、「解約を考えたことはない」が11.8%となった。
次に、「解約を考えたことがある」と回答した110人に解約を考えたきっかけを複数回答で聞いたところ、「欲しい商品(サービス)が少なくなった、または無くなったから」が31.8%と最も多く、次に、「あまりお得感を感じなくなったから」が26.4%、「価格が高くなったから」と「サービスに飽きたから」が21.8%となった。
■ サブスクリプションサービスの満足度が高い項目の上位は「価格」「キャンペーン」 「サービスへの信頼性」
さらに、グルメ・美容・ファッションのサブスクリプションサービスの有料契約経験があると回答した男女134人に、メインで利用しているサブスクリプションサービスの満足度について聞いたところ、満足している項目の上位は「価格」で44.8%、次に、「キャンペーン」と「サービスへの信頼性」が41.0%となった。総合満足度の満足している割合は4割以上となった。
【調査概要】
・ 調査期間:2019年12月16日~2020年1月5日
・ 有効回答:事前調査8,381人、本調査134人
・ 調査方法:インターネット調査
・ 事前調査対象:スマートフォンを所有する15歳から69歳の男女
・ 本調査対象:グルメ・美容・ファッションのいずれかのサブスクリプションサービスの有料契約経験がある男女
・ 設問数:予備調査5問、本調査3問