楽天と電通、新会社「楽天データマーケティング株式会社」としての営業開始を発表

2017年10月2日 16時43分更新


 楽天データマーケティングは、2017年7月に楽天株式会社と株式会社電通が共同で設立し、営業開始に向けてかねてより準備を行ってきた。そして今回、新たなマーケティングソリューションを提供する体制が整い、ビッグデータを軸に「見える化」を実現したマーケティングソリューションを提供する新会社としての営業を開始したことを発表した。

 新会社「楽天データマーケティング株式会社」は、国内最大規模の約9,200万を誇る楽天グループの会員顧客基盤およびビッグデータと、電通グループの強みであるマスメディア・生活者のデータとインサイト、戦略構築力を活かし、総合的なデジタルマーケティングソリューションを提供することで、企業のマーケティング活動の最適化および効果の最大化を図っていくのが狙い。具体的には、国内最大級のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」における企業向けのブランドタイアップ企画の提供をさらに強化するとともに、楽天グループのビッグデータを活用した顧客分析に基づく、より一層パーソナライズされた広告商品の開発を通じ、企業のプロモーション展開を支援。さらに、ブランドの顧客戦略立案の支援、ならびにデジタル分野にとどまらない統合メディアプランニングサービスも提供していく予定。

 「楽天スーパーポイント」、電子マネー「楽天Edy」を活用した店頭を中心とするプロモーションなどを展開することで蓄積された知見とともに、データを活用することでこれまでユーザーと想定されてこなかった潜在的な層を含めたターゲットを「見える化」し、それぞれの属性に合致した最適な広告宣伝プランを提案する。また外部企業との連携により、テレビの視聴データを活用したプロモーションについても提案していくとのこと。

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