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　楽天株式会社と、株式会社ビックカメラは、家電分野を中心とした、より利便性の高いショッピング体験を提供することを目的に新会社を設立し、2018年4月よりサービスの提供を開始すると発表した。

　インターネット通販が生活の基盤として定着するとともに、利用者における家電の購買行動にも大きな変化が生じている。従来の家電量販店で実物を吟味しながら購入する方法だけでなく、インターネットで商品情報や価格を比較して効率的に購入する方法が浸透しつつあり、「楽天市場」の家電ジャンルも順調に拡大を続けてきた。
　同時に、生活必需品のため迅速な配送に対応して欲しい、大型家電の設置を依頼したい、店頭で実物を確認しながら専門スタッフにメンテナンスや使い方の相談をしたい、といった家電のインターネット通販特有のニーズも高まっている。

　現在、ビックカメラは「ビックカメラ楽天市場店」として「楽天市場」に出店し、営業を行なっているが、こうした背景から、楽天とビックカメラは、両社の強みを活かしてインターネット通販サービスを提供すべく、新会社を設立することになった。

　新会社は、「ビックカメラ楽天市場店」の基盤を引き継ぎながら「楽天ビック」として「楽天市場」に出店し、両社で連携のうえ独自商品の開発も検討し、「楽天ビック」やビックカメラグループでの販売を行う。また、インターネット通販でありながらスムーズに設置工事を依頼できるサイトを実現。さらに、配送に関しては、ビックカメラの物流拠点を活用した当日配送を含むサービスの充実だけでなく、物流面における両社のさらなる協業深化も視野に入れ、物流・配送の効率化および付加価値の高いサービスを提供。

　オンラインとオフラインの連動も強化し、「楽天ビック」のサイト上でビックカメラの実店舗における商品在庫を確認したり、「楽天ビック」で購入した商品をビックカメラの実店舗で受け取ることのできるサービスの提供も目指す。同時に、ビックカメラの実店舗で「楽天スーパーポイントが貯まる・使える」ようにするなど、利用者のさらなる利便性や満足度の向上を図るとのこと。