KDDIとODG、xR技術を活用したスマートグラスの企画・開発で戦略的パートナーシップ締結

2018年4月27日 14時45分更新


 KDDIは、5G時代における新たなコミュニケーションシーンの創出に向けて、米ODGと日本国内におけるxR技術を活用したスマートグラスの企画・開発を共同で推進する戦略的パートナーシップを締結した。
  
 KDDIでは、今後の5G普及がもたらす変化を見据え、xR技術による時間と空間を超える体験の創出に向けて、2018年6月以降、日本国内においてさまざまなパートナー企業とともにスマートグラスを活用した実証実験を推進するとのこと。
 今回締結した包括的パートナーシップにおいては、ODGが開発した「R-9」をベースに、KDDIが国内利用に向けた対応をサポートする。また、日本人が着用しやすいデザインへカスタマイズし、日本国内向けのスマートグラスとしての可能性について、実証実験を通じて追求していく。
 
 今後の実証実験で使用するスマートグラス「R-9」は、米国クアルコム製のチップセットSnapdragon 835を搭載し、単体での位置トラッキング (利用者の動きに追随) にも対応したAR・VRアプリケーションを利用できる。さらに、50°の広い視野角に加えて、ハリウッド映画などの映像再生クオリティを認証する「THXディスプレイ規格」をスマートグラスで初めて取得した表示性能で高画質ビデオの視聴も可能となっている。
 
 両社は今後、現在搭載しているWi-Fi通信機能に加え、スマートグラスでセルラー通信を可能とするモデム機能の搭載に向けて、クアルコムと検討を進める予定だとしている。
 
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