西日本の大雨災害に伴い、大手携帯電話事業者各社は「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル」などを提供、Wi-Fiスポットの無料開放も
2018年7月9日 11時54分更新
台風7号や梅雨前線により、西日本各地で大雨の被害が拡大している。大手携帯電話事業者各社は「災害用伝言板」「災害用伝言ダイヤル」「災害用音声お届けサービス」を提供しており、固定電話や携帯電話、PCから安否情報の登録や検索ができる。
災害用伝言ダイヤルでは、固定電話(「050」から始まるIP電話は非対応)や携帯電話・PHSから「171」に発信することで、伝言メモを残したり確認したりできる。NTT東日本・NTT西日本が提供する「Web171」とも連携しており、当該電話番号の伝言メモがある場合はその旨を表示できるようになっている。
災害用音声お届けサービスでは、対応する携帯電話から伝言メモをデータとして保存したり、録音した旨を指定する携帯番号宛てにSMSで送信したりできる。データ通信を利用するため、電話がつながりにくい場合でも安否確認がしやすい。スマートフォンはアプリから利用する。
また、KDDI、ドコモ、ソフトバンクは、岡山県、広島県、愛媛県の全域で、Wi-Fiスポットを無料開放している。対象となるのはau Wi-Fi SPOT、docomo Wi-Fi、ソフトバンクWi-Fiスポット。災害用統一SSIDである「00000JAPAN」をWi-Fi接続時に選ぶことで、契約しているキャリアを問わず、誰でも無料でWi-Fiスポットを利用できる。00000JAPANは、各事業者のWi-Fiスポットを大規模災害発生時に被災地で利用してもらうための統一ネットワークで、災害時の情報収集や連絡手段などに役立つよう制定された。
ソフトバンク株式会社は、被災された地域の支援を目的に、「平成30年西日本豪雨 災害緊急支援募金サイト」を開設。
・緊急支援募金サイト掲載自治体・京都府福知山市
この緊急支援募金サイトでは、ふるさと納税制度を活用して、被災地域に1円単位で指定した金額を1,000円から寄付することができる。
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