IDC Japan株式会社が2025年4月2日に、2024年通年の国内ウェアラブルデバイスの出荷台数調査を発表した。調査対象となるウェアラブルデバイスは、Earwear、Smartwatch、Wristband、Clothing、Glasses、Ring、Modular、Otherとなっている。
IDC Japanの調査によると、2024年の日本ウェアラブルデバイス市場は前年比3.1%の成長を記録し、総出荷台数は1,241万台に達した。中でもAppleは前年から20.4%増の395万台を出荷し、市場シェアを27.2%から31.8%に拡大、首位の座をさらに固めた。
一方で、SonyとSamsungはそれぞれ前年比31.8%減、44.7%減と大幅な縮小を記録。Sonyのシェアは13.4%から8.9%に、Samsungは8.7%から4.7%に減少した。
これに対し、XiaomiとBoseは好調を維持。Xiaomiは前年比33.1%増の52万台を出荷し、市場シェアを3.2%から4.2%に拡大。Boseも19.2%増の49万台を出荷した。
「その他」のメーカーも堅調な成長を見せ、全体で9.0%増加した。
日本市場ではAppleが引き続きリードする一方で、競合他社間での明暗が分かれる結果となった。
<参考資料>2024年通年 ウェアラブルデバイス国内トップ5カンパニー出荷台数(単位:千台)および対前年成長率

詳細は「Worldwide Quarterly Wearables Tracker 」で確認できる。