ソフトバンク、次世代AIスマホ「Natural AI Phone」4月24日発売へ
2026年4月21日 09時30分更新
ソフトバンクは2026年4月17日、米Brain Technologies(Brain.ai)が開発したスマートフォン「Natural AI Phone」を同月24日に発売を発表し、同日より予約受け付けも開始した。発売後1年間はソフトバンクが国内唯一の販売事業者となる。
Brain Technologiesは2015年創業のAI・インターフェース企業で、スマートフォンを含む自社ブランドのハードウェア製品展開は「Natural AI Phone」が初となる。MWC2024ではドイツテレコムと共同で、個別のアプリを介さずAIが直接操作を完結させるアプリ不要のスマホのコンセプトモデルを披露*1しており、今回のソフトバンクとの独占契約は、その技術を実装する第一歩となる。
“AIボタン”で画面を理解、ユーザーの意図を先読みする新インターフェース

Natural AIの特徴は、ユーザーとの会話内容や操作指示を「Understanding System(アンダースタンディング・システム)」が継続的に蓄積・管理し、そのデータをもとに次の行動を予測・提案する点にある。ユーザーが毎回プロンプトを入力しなくても、過去の文脈を踏まえた提案が自動で行われる。本体の右側に搭載された「AIボタン」を押すとNatural AIが起動し、ボタンを2回押すと、その時点で表示中の画面内の画像やテキストをAIが記憶し、以降の提案に活用する仕組みだ。
例えば、Googleカレンダーで予定確認→飲食店予約→LINEで送信といった一連の操作を、アプリを切り替えることなくAIの提案によって完結できる。アプリを意識させず、AIが直接ユーザーの意図を読み取って複数のサービスを自動実行するAI中心の設計となっている。2026年4月時点では、Natural AIが直接操作できるアプリはGmail・Googleマップ・Googleカレンダー・YouTube・LINE・食べログ・Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの9種で、今後順次拡大予定とされている。
また、AIホーム画面「FocusSpace(フォーカススペース)」では、旅行計画や資格取得といった中長期的な目標を”フォーカス”として登録でき、情報収集から次のアクション提案までをAIが継続的にサポートする。

主なスペックと価格は以下の通り。
・価格:93,600円(税込)
・OS:Android 15
・CPU:Snapdragon 7s Gen 3(オクタコア、最大2.5GHz)
・RAM / ROM:12GB / 256GB
・ディスプレイ:6.77インチ AMOLED、フルHD+(2392×1080)、120Hz、最大3,000nits
・カメラ:メイン・望遠各5,000万画素+800万画素トリプル、フロント3,200万画素
・バッテリー:5,000mAh、充電時間約78分(USB Type-C PD-PPS対応)
・サイズ・重量:約78×164×8.3mm / 約200g
・最大通信速度(5G下り):1.7Gbps(一部エリア限定)
・SIM:nanoSIM / eSIM対応、おサイフケータイ対応、VoNR非対応
また、ソフトバンクは同日に、画像生成や音楽生成など複数のAIサービスをアカウント作成やプロンプト入力なしで体験できる「だれでもAI」の提供も開始した。Perplexity Pro(6カ月無料)やCanva Pro(3カ月無料)など10サービスが対象で、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOユーザー向けの割引・無料特典も用意されている。AIに不慣れなユーザーの入口を整備しながら、AI特化端末をラインアップに加えるという、裾野から先端まで同日に手を打った格好だ。
*1 GlobeNewswire掲載リリース
参照URL:
ソフトバンク Natural AI Phone製品情報ページ
Brain Technologies Inc. (brain.ai)公式サイト





