通話、通信、エリアでNTTドコモが満足度トップに――「東海4県 若年層のスマートフォンネットワーク満足度調査」

2015年1月7日 14時20分更新


 1月6日、角川アスキー総合研究所は12月上旬に実施した「東海4県 若年層のスマートフォンネットワーク満足度調査」の調査結果を発表した。通話/通信品質、エリア、総合の4項目全てでNTTドコモが満足度トップを獲得し、ユーザーに強く支持されている結果となった。

 調査は2014年12月上旬に実施され、調査対象は東海4県(愛知、静岡、岐阜、三重)に在住の15歳から34歳までの男女で、有効回答数は1,107サンプルとなっている。調査方法はネットアンケートを採用し、アンケートでは、サービスエリア、通話品質、通信品質と総合満足度などの項目について「満足」「やや満足」「どちらとも言えない」「やや不満」「不満」の5段階で評価してもらう方式。
 キャリア各社が激しい競争を続ける中、関東に次いで若年層の人口比率が高い東海地方において、スマートフォンのメインユーザーである若年層が実際にどのように感じているのかに焦点を当てた調査となっている。

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 まず東海4県全体における満足度だが、サービスエリア、通話品質、通信品質、総合満足度の全てにおいてドコモが満足度トップを獲得した。更にドコモは「満足」と「やや満足」の数字を合わせると4項目全てで7割前後の支持を得ている。なお4項目とも1位ドコモ、2位KDDI、3位ソフトバンクの順になっている。

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 次に愛知、静岡、岐阜、三重の4県別の満足度をみてみると、やはり全県において、「満足」と「やや満足」の数字を足した満足度はドコモが1位となった。概ね2位にKDDI、3位にソフトバンクという順は変わらないが、細かく見てみると岐阜においてはKDDIの満足度が全体的に低いなどの結果が読み取れる。また三重では他県に比べてドコモの満足度が高い傾向もあるようだ。

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 職業別の満足度でも、ほぼ1位ドコモ、2位KDDI、3位ソフトバンクという順となった。しかし総合満足度における専業主婦の「満足」「やや満足」を足した数値はKDDIが1位となっている他、サービスエリアにおいては大学生・院生からKDDIが高い支持を得られているなど、やはり細かい差があるようだ。

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 用途別の通信品質の満足度になるが、ここでも「満足」の比率は全てドコモがトップとなっている。ただし「やや満足」まで含めると、「ゲーム」「地図・ナビゲーション」「写真・動画などのダウンロード・アップグレード」の3項目においてはKDDIが上回る結果となった。

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 最後に場所別の通信・通話品質の満足度をみると、「満足」「やや満足」を足した数値では全てにおいてドコモが1位となっている。ただし「満足」のみに限ると地下鉄、地下鉄以外の鉄道、大学ではKDDIがトップとなっている。

 総括してみると、東海地方の若年層の間ではドコモが大きく支持されていると言えよう。ただしKDDI、ソフトバンクも極端に満足度が低いというわけではなく、細かく数字を追ってみるとドコモを上回る満足度を得ている箇所もある。しかしソフトバンクは他2社と比較すると「やや不満」「不満」の割合が若干高く、満足度の改善の余地は大きそうだ。

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