ソフトバンクは第1四半期決算を発表、売上高は2兆円で2期連続で過去最高に

2014年8月11日 16時15分更新


・2015年3月期第1四半期決算

・売上高は2兆円で、2期連続で過去最高の業績

・今後はワイモバイルとの棲み分けや海外市場への取り組みが課題か?

 
 
 ソフトバンクは8月8日、2015年3月期第1四半期決算を発表した。

 売上高は2兆円で2期連続で過去最高の業績となった。営業利益は16%となったものの、前年はガンホー子会社化に伴う一次益があったため、実質は35%増の増益となった。また2014年度通期では、売上高8兆円、営業利益1兆円と予測している。

 さらに海外市場では、スプリントの接続率や通話品質にも大きな成果を上げたと発表。今後もネットワーク改善とコスト削減で収益性をさらに高めていく戦略を発表した。
 なお子会社のヤフーが運営するワイモバイルについては価格帯では「格安スマホ」と競争できる価格帯に、かつ「パケットマイレージ」などの業界を牽引する取り組みのテストネットワークとして活用するようだ。

 国内事業は、特に都市部においては通話品質等のイメージもかなり改善されている模様。他の大手キャリアとも対等に競争を続けていくだろう。今後継続的に売上、収益を拡大していくためには、ワイモバイルとの棲み分け、海外で展開するスプリント社での取り組みが課題になっていくかもしれない。

 ちなみに都市部ではかなり改善されているものの、まだ地方では通話品質は他の大手キャリアの後塵を拝しているエリアも多い。無料wi-fiの充実も含めて環境が充実することに期待したい。

関連カテゴリー