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MVNO「スマモバ」に行政指導、消費者保護規律に違反、トラブル続発

 総務省は、スマートモバイルコミュニケーションズが提供するMVNOサービス「Smart Mobile Phone」に対し、総務省および全国の消費生活センターに苦情相談が寄せられていることから、消費者保護規律に違反する事案が認められ、改善を求める指導を実施した。
 
 同社の業務においては、「連絡・確認不足等の業務上の不注意により、利用者が解約を求めたものの解約処理が適切に行われなかった」「利用者からの問合せに対する処理が適切かつ迅速に行われなかった」「初期契約解除制度についての誤案内が行われた」といった事案が認められており、電気通信事業法に規定する消費者利益の保護の趣旨や、説明義務、苦情等処理義務等に対する違反が疑われるとして行政指導となった。
  
 行政指導の内容は、「利用者利益の保護のための適切な措置が講ぜられていたとは認められないため、速やかに適切な措置を講ずること」「コールセンター業務を外部業者に委託するにあたり、適切に運用されるよう必要な監督を実施し、適切な苦情等処理が行われるよう徹底すること」「消費者が正しくサービス内容を理解できるよう、トークスクリプトを含む代理店マニュアルの改善を徹底すること」など5項目。
  
 同省は、指導内容の中で「卸元であるMNOのサービスの品質を殊更に強調して説明することは、消費者がMNOのサービスと同等であると誤認するおそれがある」として、サービス内容を明示することが重要であるとしている。
 また、「端末の支払いが実質0円であることを殊更に強調し、無料、プレゼント等と説明することは、消費者に端末の割賦契約が締結される旨が正しく認識されず、解約トラブルにつながるおそれがある」として、セット販売を行う際には、通信契約の解約に伴う費用等を明示することが重要であると指摘している。
 
 
 

ソフトバンクは「Nexus 6P」の発売を開始、国内キャリアでは唯一の取り扱い

 11月6日、ソフトバンクは最新Android OSであるAndroid 6.0 Marshmallowを搭載したスマートフォン「Nexus 6P」の発売を開始した。国内キャリアではソフトバンクのみが扱う独占販売となっている。ソフトバンクオンラインショップにおける一括価格は、32GBモデルが78,720円、64GBのモデルが85,920円。

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 「Nexus 6P」はGoogleがAndroidのレファレンスモデルとして販売しているNexusシリーズの最新モデル。ほぼ純粋なAndroid環境を使用でき、OSアップデートがすぐ利用できるのが特徴だ。製造はファーウェイが担当している。

 液晶は5.7インチ WQHD 518ppiの高精細有機ELディスプレイを搭載。チップセットはオクタコアのSnapdragon 810、メモリは3GB、ストレージは32GBと64GBの2種類となっている。バッテリーは大容量の3450mAhを備え、Android 6.0より追加されたOS標準の省電力機能「Dozeモード」と組み合わせることで抜群の長時間使用を実現させる。

 メインカメラは1230万画素で、4K動画やスローモーション動画の撮影に対応する。インカメラは800万画素。また背面にはAndroid 6.0で正式サポートされた指紋センサーを搭載し、端末のロック解除や決済承認等に使用することができる。

 ネットワーク面ではキャリアアグリケーションに対応し、受信最大187.5Mbpsの高速通信が利用可能。充電端子にはUSB Type-Cが採用されている。

 なお販売に合わせてソフトバンクでは、12月31日までに「Nexus 6P」を購入したユーザー全員に「Nexus Player」をプレゼントする「Nexus Playerプレゼントキャンペーン」を実施。更に抽選で5万名にワイヤレススピーカーシステム「Harman Kardon ONYX STUDIO」をプレゼントするキャンペーンも実施するとしている。

 主な仕様は以下の通り。
・OS:Android 6.0
・プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 810(2.0GHz×4コア+1.5GHz×4コア)
・メモリ:3GB
・本体容量:16/32GB
・外部メモリ:対応せず
・液晶:約5.7型 有機EL液晶
・解像度:WQHD(1440×2560)
・バッテリー容量:3450mAh
・連続待受時間:400時間
・連続通話時間:1200分
・メインカメラ:1230万画素
・インカメラ:800万画素
・サイズ:約159.3(H)×77.8(W)×7.3(D)mm
・重量:178g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
・Bluetooth ver.4.2、NFCに対応
・カラー
 32GB:アルミニウム、グラファイト
 64GB:グラファイト、フロスト、ゴールド(ゴールドのみ11月下旬以降に発売)

KDDIは全国の直営店で「Android体験イベント」を開催、オリジナルプレゼントの配布やタッチアンドトライを実施

 KDDIは直営店であるau NAGOYA、au FUKUOKA、au OSAKAにてオリジナルグッズがもらえる「Android体験イベント」を開催する。

 イベントでは「Xperia Z4」を操作してオリジナルのぬいぐるみを取るクレーンゲーム「Android Catcher」や店舗内にいるドロイド君との記念撮影、「Xperia Z5」を始めとする最新Androidスマートフォンのタッチ&トライを楽しむことができるとしている。
 参加者にはステッカーやボールペンなどのAndroidオリジナルグッズが配布される。

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 スケジュールは以下のとおり。時間は11時から19時となっている。
・au SHINJUKU
2015年10月31日 ~ 2015年11月1日
・au NAGOYA
2015年11月7日 ~ 2015年11月8日
・au FUKUOKA
2015年11月14日 ~ 2015年11月15日
・au OSAKA
2015年11月21日 ~ 2015年11月23日

ワイモバイル、最新Android OSを搭載した「Nexus 5X」を10月20日に発売

 10月15日、ワイモバイルは最新OSであるAndroid 6.0 Marshmallowを搭載したスマートフォン「Nexus 5X」を10月20日に発売開始すると発表した。

 NexusシリーズはAndroidのリードデバイスと位置づけてGoogleが販売している端末。ほぼ純粋なAndroid環境が提供され、またOSのバージョンアップも優先して実施されるのが特徴だ。「Nexus 5X」はシリーズ最新端末となり、LG Electronicsが製造を担当している。

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 ディスプレイは5.2インチ フルHD液晶を、CPUにはヘキサコアの「Snapdragon 808」を搭載し、動画やゲーム、アプリなどを大画面で快適に楽しむことができる。
 背面カメラには1230万画素を搭載。1.55μmと大型のセンサーを採用しているため、薄暗い環境でも多くの光を取り込み、明るい写真を撮影できるようになっている。

 Nexusシリーズとしては初となる指紋センサーを搭載。これまで他のAndroid端末にも指紋認証機能は搭載されてきたが、最新のAndroid 6.0 Marshmallowでは正式に指紋認証をサポートしているため、端末のロック解除に留まらずGoogle Playストアでの決済やサードパーティー製のアプリでも指紋認証機能が使えるようになっている。

 ネットワークはSoftBank 4G LTEの900MHz帯、1.7GHz帯、2.1GHz帯の他、SoftBank 4Gの2.5GHz帯をカバーする。そのため900MHz帯と2.1GHz帯を組み合わせた下り最大187.5Mbpsのキャリアアグリゲーションに対応する。
 充電端子にはmicroUSBではなくUSB-Cを採用。iPhoneと同じように、ケーブルの裏表を気にしないで接続できるようになった。この他、VoLTE、NFCに対応する。本体カラーはカーボン、クォーツ、アイスの3種類。本体容量は16GBと32GBの2つのモデルが用意される。

 価格は以下の通り(税込み)。

料金プラン端末価格月額割引額実質負担額
新規MNP新規MNP
16GBモデルプランS75,168円0円25,920円75,168円49,248円
プランM38,880円36,288円
プランL64,800円10,368円
32GBモデルプランS80,352円0円25,920円80,352円54,432円
プランM38,880円41,472円
プランL64,800円15,552円

 Nexus 5、ARROWS S、AQUOS CRYSTAL Y、DIGNO C、Spray、Nexus 66、DIGNO T、STREAMからの機種変更は割引が適用されないため注意が必要だ。
 また本体を一括で購入する場合はGoogleストアから直接購入した方が安くなるため(16GB:59,300円、32GB:63,400円)、割引が適用されなければ無理にワイモバイルから購入する必要もないだろう。またワイモバイル版にはSIMロックもかけられており、購入から180日後に解除が可能となる。

 主な仕様は以下の通り。
・OS:Android 6.0
・プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 808 1.8GHz6コア
・メモリ:2GB
・本体容量:16/32GB
・外部メモリ:対応せず
・液晶:約5.2型 TFT液晶
・解像度:フルHD(1920×1080)
・バッテリー容量:2700mAh
・連続待受時間:測定中
・連続通話時間:測定中
・メインカメラ:1235万画素
・インカメラ:500万画素
・サイズ:約147(H)×73(W)×7.9(D)mm
・重量:136
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
・Bluetooth ver.4.2
・カラー:カーボン、クォーツ、アイス

ノキア LTE 3波キャリアアグリゲーション試験に成功

ノキア、ソフトバンクの商用網にてLTE 3波キャリアアグリゲーション試験に成功

ノキアソリューションズ&ネットワークス株式会社(以下、ノキアネットワークス)は9月29日、LTE-Advancedの3波キャリアアグリゲーション試験をソフトバンク株式会社(以下、ソフトバンク)とともに同社の商用網にて実施したとを発表した。

今回の試験では、2つの10MHz幅の周波数と1つの15MHz幅の周波数を束ねて、現在の同社最大通信速度の約1.4倍にあたるスループット(受信時最大262.5Mbps ※)を実現したとしている。

テロ・ペルトラ(ノキアネットワークス・FDD LTE事業部門バイスプレジデントは、この実験について、以下のようにコメント。「弊社は海外ですでに3波キャリアアグリゲーション試験に成功していますが、弊社にとって最も重要な市場の1つである日本で、今回3波キャリアアグリゲーション試験に成功したことを大変嬉しく思っています。弊社のソリューションは、ソフトバンク様向けにカスタマイズされており、高いネットワークパフォーマンスを実現するとともに、スループットの向上と設備投資の節減を可能にします。」

日本国内では、NTTドコモが2011年より、LTEの3波アグリゲーションによる商用サービスの開始を予定している。

※ 記載の通信速度は、受信時の技術規格上の最大値です。

KDDIは「Xperia Z5」を10月下旬に発売、下り最大300Mbpsの通信サービスも提供へ

9月29日、KDDIはXperiaシリーズのフラグシップモデル「Xperia Z5 SOV32」を10月下旬より販売すると発表した。カラーはホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーンの4色。

「Xperia Z5」は今月2日に発表されたXperiaシリーズの新機種。「Xperia」としては初となる指紋認証センサーを搭載し、僅か0.03秒のフォーカス速度を実現した2,300万画素のフロントカメラが特徴だ。

ソニーは「Xperia Z5」シリーズ3機種を発表、世界初となる4K液晶搭載モデルも

液晶は5.2インチ フルHD トリルミナスディスプレイ for Mobileを搭載。OSはAndroid 5.1、プロセッサにはSnapdragon 810、本体容量は32GB、メモリは約3GBとなっている。

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カメラ性能は前述した通り新たに有効画素数約2,300万画素のイメージセンサーを搭載し、スマートフォンにおける世界最速のオートフォーカスや、画質劣化が起こらない5倍デジタルズームにも対応。また24mmの広角レンズを搭載することでより広い範囲の撮影もできるようになり、集合写真や風景写真などの撮影にも適するようになった。

この他、IPX5/IPX8相当の防水性能とIP6X相当の防塵性能に対応する他、音楽再生ではハイレゾ音源の再生とデジタルノイズキャンセリング機能を組み合わせた再生を可能としている。

またKDDIは3つの帯域を組み合わせるキャリアアグリケーション「3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)」を導入し、下り最大300Mbpsの通信サービスを提供することが本リリースより判明した。山形県の一部エリアにおいて提供するとしており、「Xperia Z5 SOV32」が最初に対応する端末となった。

主な仕様は以下の通り。
・OS:Android 5.1
・CPU:MSM8994(2.0GHz×4コア+1.5GHz×4コア)
・メモリ:3GB
・本体容量:32GB
・外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
・液晶:約5.2インチ トリルミナスディスプレイ for Mobile
・解像度:フルHD(1920×1080)
・バッテリー容量:2900mAh
・連続待受時間:約500時間(4G LTE/WiMAX 2+)
・連続通話時間:約1,250分(VoLTE)
・メインカメラ:2300万画素
・インカメラ:510万画素
・サイズ:約146(H)×72(W)×7.3(D)mm
・重量:154g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.1、ワンセグ、フルセグ、おサイフケータイ、NFCに対応
・カラー:ホワイト、グラファイトブラック、ゴールド、グリーン

ワイモバイル、モバイルルーターとバッテリーを兼ねた「Battery Wi-Fi」を発売開始

 9月29日、ワイモバイルはWi-Fiルーター機能付きモバイルバッテリー「Battery Wi-Fi MF855」の発売を開始した。価格は1万9440円(税込)。出荷時からSIMロックフリーとして発売される。

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 「Battery Wi-Fi」は「SoftBank 4G LTE」「SoftBank 4G」に対応したZMI製のモバイルWi-Fiルーターで、USB接続時には下り最大40Mbps、Wi-Fi接続時には下り最大112.5Mbpsのネットワークを利用できる。
 対応周波数はLTEが2.5GHz/2.1GHz/1.7GHz、3Gが2.1GHz/900MHzで、Wi-Fi規格はIEEE802.11 b/g /n(2.4GHzのみ)となっている。最大同時接続台数は8台。

 約7800mAhの大容量バッテリーを搭載しているためモバイルバッテリーとしての役割も兼ねており、USBケーブルでつなぐことでスマートフォンの充電も可能だ。連続待受時間は約1560時間、連続通信時間は約18.5時間となっている。
 本体サイズは約75(W)×102.2(H)×22.3(D)mmで、重量は約235g。カラーはホワイトのみ。

ワイモバイルはSIMロック解除のガイドラインを公開、「180日縛り」は健在

 9月28日、ワイモバイルはSIMロック解除への対応を発表した。

 対象となるのは10月9日に発売する「Pocket WiFi 502HW」以降の携帯電話機やタブレット、モバイルWi-Fiルーター。大手キャリアと同じく、購入日から180日経過してからではないとSIMロック解除が行えない。また解約済み製品を解除する場合は、解約日から90日以内であることが条件となっている。

 申込はショップでの店頭受付とインターネット受付の2種類を用意。店頭受付の場合のみ、手数料として3,000円が発生する。また解約済み製品は店頭でのみ解除可能となっている。

 SIMロック解除を行い、ワイモバイル以外のSIMカードを挿入してワイモバイルの端末を使用する場合、音声通話、パケット通信およびワイモバイルが提供するサービスの利用など一切について保証しないとのこと。ただしワイモバイルにてSIMロック解除の手続きを行った端末は、回線契約の有無にかかわらず修理を受け付けるという。

 今年5月1日以降に発売される端末について、総務省はSIMロック解除を義務化するように求めており、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクはそれぞれガイドラインを対応を発表していたが、ワイモバイルは今回の発表に至るまでガイドラインを公開していなかった。

ソフトバンクとワイモバイルはTVチューナー付きWi-Fiルーター「Pocket WiFi 501HW / 502HW」を発売へ

 9月28日、ソフトバンクとワイモバイルはテレビチューナーを搭載したモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 501HW / 502HW」を10月9日より発売すると発表した。ソフトバンク版が「501HW」、ワイモバイル版が「502HW」と型番が異なっているが、性能は共通している。

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 「Pocket WiFi 501HW / 502HW」はファーウェイ製のモバイルルーター。フルセグ・ワンセグに対応したテレビチューナーを内蔵しており、専用アプリを利用することでテレビ機能がないiOS/Android搭載スマートフォンやタブレットでもテレビが利用出来るようになるのが特徴だ。

 通信では「SoftBank 4G LTE」「SoftBank 4G」に対応し、またキャリアアグリゲーションにも対応するため下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbpsの高速通信を利用できる。3G通信は国外でのみ対応する。
 Wi-FiはIEEE 802.11 a/b/g/n/acをサポートし、2.4GHz / 5GHzのどちらも利用できる。

 ディスプレイは2.4インチカラー液晶を搭載。バッテリーは3,000mAhを備え、連続通信時間は約10時間(キャリアアグリゲーション非適用時)、連続待受時間は約850時間、フルセグの連続視聴時間は約9時間で、最大接続台数は10台となっている。また電源を入れてから約5秒で高速起動するため、利便性が向上している。カラーはネイビーブルーのみ。

 ワイモバイル版の「502HW」はワイモバイルの端末として初のSIMロック解除に対応する。

近畿日本鉄道の奈良線「石切駅~生駒駅」区間のトンネル内にて携帯電話サービスが利用可能に

 9月28日、近畿日本鉄道と、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは9月30日の始発電車より、奈良線「石切駅~生駒駅」区間のトンネル内において携帯電話サービスが利用できるようになると発表した。

 これにより、大阪難波駅から近鉄奈良駅までの全てのトンネル・地下線区間内において携帯電話サービスの利用が可能になる。

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 今後はけいはんな線のトンネル・地下線区間において携帯電話サービスの整備を進めていくとしており、2016年春には長田駅~吉田駅間、2017年春には新石切駅~学研北生駒駅間、2017年秋には学研北生駒駅~学研奈良登美ヶ丘駅間の整備を予定しているという。

 なお大阪線、鳥羽線、志摩線の一部トンネル区間においてはドコモのサービスのみが利用可能となっている。