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40GHz帯と60GHz帯を協調させた高速無線ネットワークの構築にKDDI研究所などが成功

東京工業大学、ソニー、日本無線、KDDI研究所は大容量コンテンツ配信のための40GHz帯/60GHz帯協調による次世代高速ワイヤレスアクセスネットワークの共同研究開発を行い、ネットワーク構築試験に成功したと発表した。

今回構築に成功したのは端末側・ネットワーク側が協調し、ギガバイトクラスの大容量コンテンツを高速に配信可能な新しいミリ波帯ワイヤレスアクセスネットワーク。本成果は今後予想されるモバイルトラフィックの増大を見据え、「5G」での利用が検討されているミリ波帯にトラフィックを迂回させることにより通信混雑を回避できることが期待されている。

ミリ波帯の活用にあたっては高速データ転送が可能である一方、電波の減衰が大きく遠方まで届きにくい点、屋外では降雨によって影響を受けてしまう点等の課題となっていた。
これら問題を解決するため、60GHz帯通信において6.1Gbpsの高速な伝送速度を実現した無線モジュールの開発、60GHz帯ワイヤレスGATEシステムの実現、40GHz帯通信における新たな無線通信規格の開発、降雨予測に基づいた経路制御技術による降雨による回線断の回避、といった技術がポイントとして挙げられている。

近畿日本鉄道けいはんな線「長田駅~吉田駅」区間のトンネル内にて携帯電話が利用可能に

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは2月29日より近畿日本鉄道けいはんな線「長田駅~吉田駅」区間のトンネル内において、携帯電話サービスの提供を開始すると発表した。

 2月29日の始発電車よりサービスが利用できるようになり、事故や災害発生時などの異常時に情報収集の手段として活用できるようになる。車内では携帯電話をマナーモードに設定し、通話は控えるよう呼びかけている。

KDDIは営業利益で3期連続の2桁成長達成も、「実質0円」廃止など2月以降市場は不透明に

 2月9日、KDDIは2015年度第3四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比3.8%増の3兆2,990億円、営業利益が同11.0%増の6,724億円で増収増益を達成。営業利益は3期連続の2桁成長を遂げ、第1期から第3期の累計で通期予想の82%の進捗となっている。

 KDDIは同日に都内にて決算説明会を開催し、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏が登壇して概況を説明した。
 増収増減の要因として挙げられたのは総合ARPA収入の増加で、前年同期比3.7%増の509億円増加を果たしており、その内訳を見ると通信ARPA収入が447億円増、付加価値ARPA収入が62億円増となっている。総合ARPAは同2.8%増の6160円。

 なおKDDIは今期から会計基準に国際基準のIFRS基準を導入しており、前年の日本基準の数字をIFRS基準に変換して比較している。今期の数字を見てみると前年同期比で営業利益がマイナス25億円となっているが、これについては減価償却の算出によるものとし、田中社長は「通期でみてほしい」とコメントした。

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 オペレーション数値をみてみると、スマートフォン浸透率は第2四半期から1%増の57%、1人あたりのモバイルデバイス数は同0.01台増の1.40台へと徐々にだが上昇している。一方で純増数は136万件と前年同期よりも10万件減少している。これについては「スマホシフトが進み、MNPの流動性も減っている。こんなもんかな、というのが本音」と田中社長は述べ、タブレットなどスマートフォン以外で純増数を増やしていると説明した。

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 付加価値領域においては、「auスマートパス」の会員数は前年同期比16%増の1402万契約、「au WALLET」の累計ユーザー数は同110%増の1810万、「au WALLET Market」の累計会員数は170万人となり、オンラインとオフラインの両方で顧客基盤は順調な拡大をみせている。更にジュピターショップチャンネルへ資本参加することで、30~40代向けにモバイルとテレビ通販を組み合わせた新番組を計画しているという。

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 焦点となったのは昨年末から揺れ動きを見せている携帯電話市場についてだ。昨年末に総務省が開催したタスクフォースと、それに基づくガイドラインの策定により、携帯キャリアは「1GBプラン」の追加や「実質0円」での端末販売の廃止などを要請され、市場に変化が起こりつつある。
 この点に関して田中社長は「今後の動向は未知数」と困惑している様子をみせた。 消費者からの情報提供窓口の設置や覆面調査の実施をする等の総務省の対応については「価格の適正化をし、実質0円にならないように頑張っていくとしか言えない。コメントは控えさせてもらう。粛々とやっていく」と回答。
 「1GBプラン」については、このプランによりフィーチャーフォンユーザーがスマホへと移行してくれたらとしつつも、行政の要請により作ったのでどれほど数字が出るか分からないと回答。また提供が3月からのため、今期の業績への影響はほとんど無いとしている。
 一方で2月以降の端末販売については、「店の方に聞くと来店者数も大幅減ということが出ている、販売数に関してはかなり減ると見ている。1月末の駆け込み需要もあるので、それが落ち着いた後にどうなるかというのは分からない、というのが偽らざる認識」と業績への影響は不透明な様子が伺えた。

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KDDI、オリジナルブランド「Qua」シリーズ初のスマートフォン「Qua phone」を2月5日に販売開始

 KDDIと沖縄セルラーは、品質と手軽な価格帯の両立を求めたオリジナルブランド「Qua」シリーズ初のスマートフォンとなる「Qua phone」を2月5日より発売すると発表した。auオンラインストアでの価格は49,860円(税込、以下同)。毎月割を適用した場合の実質負担額は、新規契約・機種変更で29,376円、MNPで18,576円となる。

 「Qua phone」は7.9mmのスリムなメタルボディが特徴の京セラ製スマートフォン。カラーはアイスブルー、シルバー、ブラックの3色。
 OSはAndroid 5.1を採用し、液晶は5インチ HD(720×1280)ディスプレイを搭載。プロセッサは1.2GHz クアッドコアで、メモリは2GB、ストレージは16GBとミドルレンジの性能となっている。メインカメラは1300万画素、インカメラは200万画素。

 手頃な価格帯でありつつ、京セラ製スマートフォンらしい耐久性能も誇る。MIL規格に準拠した耐衝撃性能を備えるだけでなく、ディスプレイもキズが付きにくい「Dragontrail X」を採用。また防水(IPX5/IPX8)や防塵(IP5X)にも対応する。京セラらしさという点では、音と振動で相手の声を伝える「スマートソニックレシーバー」機能にも対応。

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 通信面ではLTEとWiMAXに対応するものの、下り最大150Mbpsでキャリアアグリゲーションには対応しない。またCDMA2000にも対応しないため、auの3Gは使用することはできない。Wi-FiはIEEE802.11 b/g/nで2.4GHz帯にのみ対応。
 その他にVoLTE、シンクコール、おサイフケータイ、NFC、Bluetooth 4.1をサポートする。

 また2016年2月5日から2016年3月31日までの期間に、auのフィーチャーフォンもしくは3Gスマートフォンを6ヵ月以上利用しているユーザーが機種変更で「Qua phone」を購入すると、本体価格が最大15,000円割引される「Qua phoneデビュー割」が実施される。

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 主な仕様は以下の通り。
・OS:Android 5.1
・プロセッサ:Qualcomm MSM8916 Snapdragon 410
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSDXC(最大200GB)
・液晶:5インチ TFT液晶
・解像度:HD(720×1280)
・バッテリー容量:2,200mAh
・連続待受時間:590時間
・連続通話時間:960分
・メインカメラ:約1,300万画素
・インカメラ:約200万画素
・サイズ:約146(H)×72(W)×7.9(D)mm
・重量:約132g
・WiFi規格:IEEE802.11 b/g/n
・Bluetooth4.1
・カラー:アイスブルー、シルバー、ブラック

KDDIは月間1GBの「データ定額1」を発表、「スーパーカケホ」との組み合わせで月額4,900円

 KDDI、沖縄セルラーは月間のデータ容量が1GBbのデータ定額サービス「データ定額1」の提供を3月より開始すると発表した。「スーパーカケホ」と組み合わせると月額4,900円(税別、以下同)となり、総務省が5,000円以下のプランの設けるよう要請した内容にソフトバンクに続いて応えた形となった。

 「データ定額1」は月額2,900円で、通話プランは5分以内の通話が通話回数の制限なくかけ放題となる「スーパーカケホ(電話カケ放題プランS)」しか組み合わせることができない。ISP料金(LTE NET)300円と合わせて、2,900円(基本料金)+1,700円(スーパーカケホ)+300円(LTE NET)の合計4,900円から利用することができる。また「auスマートバリュー」を適用することで最大2年間934円引きされ、3,966円となる。

 制限なく通話かけ放題となる「カケホ(電話カケ放題プラン)」と組み合わせることはできず、当月の余ったデータを翌月に繰り越すこともできないため注意が必要だ。

auの「上り」実行速度は他社の1/3以下――ドコモの決算説明会で明らかに

 昨年末、携帯キャリア3社は総務省が定めた方法で通信速度を計測し、ベストエフォートではない「実効速度」を公表した。しかし公表方法は3社ともバラバラであり、特にKDDIは上り実効速度の集計値を掲載しておらず問題視されていた。ところが先月末にドコモが開催した決算説明会にて、その数値が明らかになっている。

実態と乖離?NTTドコモが全国10都市1500地点でのスマホ実効速度の計測結果を発表
KDDIはスマホ実効速度の計測結果を発表、OS別や上り実効速度の集計は公開せず
ソフトバンクはスマホ実効速度の計測結果を発表、下り実効速度は42.5~76.6Mbpsに

 ドコモの決算説明会資料によるとauの「上り」の実効速度は6Mbpsとなっており、ドコモの21Mbps、ソフトバンクの22Mbpsと比較して1/3以下の数値であることが判明した。元々auの上り最大速度は25Mbpsで、ドコモの50Mbps、ソフトバンクの37.5Mbpsとベストエフォートの数値で比較しても遅いといえるが、実効速度がより遅くなってしまった具体的理由としては2点が挙げられる。

 1点目はWiMAX2+だ。現在auのスマートフォンはFDD-LTE方式の「au 4G LTE」とTD-LTE方式の「WiMAX2+」の2つの通信サービスに対応しており、都市部エリアなどではWiMAX2+を利用するようになっている。このWiMAX2+の上り速度は最大でも10Mbpsに過ぎず、実効速度もドコモが明らかにした数値程度しか出すことはできない。
 2つ目の理由は「au 4G LTE」で利用している周波数帯にある。auは「au 4G LTE」においてBand1とband18をメインに使用しているが、Band1の上りに使う帯域はPHSで利用する帯域と隣接しており、干渉を避けるため制限して使わざるをえない。そのためBnad1を掴んでいる状況ではアップロード速度はどうしても落ち込んでしまう。
 
 こうした技術的制約もありauの上り実効速度は他社と比較して落ち込んでしまっていると推察できるが、実効速度の公開にあたって集計値を自ら公表しなかった理由にはならないだろう。下り速度よりも重視されない数字ではあるものの、SNSによく写真を投稿するユーザーなどにとっては見過ごせない項目でもある。総務省が実効速度の公表をキャリアに求めた意図を考えれば、その姿勢は批判されるべきだろう。

”世界最速の文字入力アプリ”「Fleksy」日本語版がリリース、KDDI研究所との共同開発で実現

 1月21日、KDDI研究所は世界最速文字入力アプリとしてギネス記録になった「Fleksy」の日本語版を米Fleksy社と共同開発したと発表し、本日よりGoogle Playにて配信開始した。

 「Fleksy」は携帯電話を使った最速タイピングでギネス記録を樹立した文字入力アプリ。「世界最速の文字入力アプリ」として1,000万件以上ダウンロードされている実績を誇る。独自の「ジェスチャー操作UI」により、スマートフォンでの文字の誤入力をスワイプするだけで簡単に自動補正することができるのが最大の特徴だ。そのため文字入力を誤っても正確な単語へ変換することができ、素早い文字入力だけでなく、スマートフォンでの文字入力に自信の無いユーザーや視覚障害者の正確な文字入力をサポートすることを可能としている。

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 従来「QWERTY入力」にしか対応していなかったが、KDDI研究所と共同開発することで日本語化、更にはフリック入力に対応。KDDI研究所が有する文字入力や自然言語解析の技術を活用することで、日本語入力に対応した「ジェスチャー操作UI」と「誤入力自動補正機能」も実装したという。

 Android 4.1以上に対応し、料金は無料。
・Google Play:Fleksy + GIF Keyboard

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=7RKvh4OzP5E

KDDIは「auでんき」発表、スマホや携帯とセットで最大5%のキャッシュバック

 1月19日、KDDIは4月より始まる電力小売り自由化に向け、電気サービス「auでんき」の提供を発表した。1月20日より申し込みが開始され、4月1日より提供開始される。

 auでんきは、auの携帯電話やスマートフォン利用者向けに提供される電気サービス。沖縄県と一部離島を除く全国で提供され、料金プランは家庭向けの「でんきMプラン」、事務所や商店など法人向けの「でんきLプラン」の2種類となっている。料金は地域によって異なるが、既存の電力会社の料金と変わらないとしている。

 携帯電話料金とのセット割引となる「auでんきセット割」は、「au WALLETプリペイドカード」へのチャージという形で行われる。チャージ金額は月間の電気料金によって異なり、4999円までの場合で電気料金の1%、5000から7999円で3%、8000円以上で5%となっていて、季節、地域、世帯に関わらず「常にお得になる」のがポイントだと謳う。更に電気料金の支払いをau WALLETクレジットカードにすることで、200円毎に2ポイント貯まる仕組みとなっている。
 1年未満で解約する場合は違約金2,000円が発生するが、引越しの場合でも継続すれば違約金は発生しない。申し込みにあたってはauショップに検針票を持ち込むだけで簡単に手続きが行えるという。

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 「auでんき」の提供にあたっては関西電力と中国電力と業務提携を締結。両社と電気事業、通信事業でそれぞれ培ってきたノウハウを活かすことで更なるサービスの開発を目指す。「auでんき」はKDDI自身が小売電気事業者としてユーザーと契約するが、中国電力や関西電力のエリアでは、それぞれの電力会社が小売電気事業者となり、KDDIは両電力会社の代理人としてサービスを提供する形となっている。

 また「auでんき」提供に合わせて、消費電力や料金を確認できる「auでんきアプリ」もリリースされる。アプリでは日、月、年単位で料金や消費電力を確認出来るだけでなく、電気を使いすぎていたら通知してくれたり、利用履歴を分析することで各家庭毎の消費電力の予想や、使い方に合わせた節電対策もアドバイスしてくれる。将来的にはau WALLET Marketとも連携して節電グッズを販売し、追加機能をを予定しているなど、通信と電気の一気通貫のサービスを提供することを目指す。

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 「auでんき」の発表会にはKDDI 代表取締役執行役員専務の石川雄三氏が登壇。「auでんき」の提供にあたって同社が重視したのは「料金の安さ」と「分かりやすさ」の2点としつつ、更に全世帯の約60%近くが1~2人の世帯であること、消費電力が300kw以下の家庭が50%を占めていることが調査で明らかになっていることから、他社のように電気を使うほど安くするのではなく、「色々な世帯構成、地域、季節に関わらず安くするというのが基本線」にしたと、KDDIの独自性をアピールした。
 また今回の電気サービスの提供の狙いについて、「auユーザーに色々なサービスを提供することで満足してもらいたい」と並べて「au経済圏の拡大」と回答しており、今後も「au WALLET」をプラットフォームとして新しいサービスを展開していく姿勢をみせた。

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KDDIはスマホ実効速度の計測結果を発表、OS別や上り実効速度の集計は公開せず

 KDDIは全国10都市1,500地点でのスマートフォンの実効速度の計測結果を12月29日に公開した。これは昨年7月に総務省で制定された「実効速度に関するガイドライン」に基づいて実測されたものであり、2015年内に公表することを求められていた。

 キャリアに実効速度の公開が求められた背景には、キャリアが宣伝するベストエフォートの速度と実際にユーザーが使用する実行速度が乖離がみられ、この点において「思ったほどの通信速度が出ない」といったスマートフォンやモバイルデータ通信に係る苦情が増加していることがある。そこで総務省が計測方法、計測場所、集計方法などを定めた「実効速度に関するガイドライン」を作成し、ドコモ、KDDI、ソフトバンクに対して実効速度の計測を求めた。今回公開された内容はこれに応じたものとなっている。

 計測条件は以下の通り。

計測場所
 政令指定都市、県庁所在地(東京都特別区を含む)を人口規模で3つに分類(「人口100万人以上」「人口50万人以上100万人未満」「人口50万人未満」)し、各分類から各々3都市および東京都特別区を選定し、合計10都市(1,500カ所*)をランダムに選定。*全国10都市から300メッシュ(1メッシュ:500m四方)×5地点=計1,500カ所
 今回測定が行われたのは札幌市、前橋市、さいたま市、東京23区、静岡市、大阪市、堺市、岡山市、鳥取市、長崎市。

計測時間
 「オフィス街・繁華街メッシュ」は正午から午後6時、「住宅街メッシュ」は午後3時から午後9時までの時間内

計測回数
 1地点で3回計測

計測項目
 上り/下りの通信速度

計測方式
 実地調査方式

計測ツール
 米国FCCが公開する計測ソフト(スマートフォン等の携帯端末用)をベースに、総務省が実証時に作成した計測ソフトを活用

測定端末
 iPhone6s、AQUOS SERIE SHV32、isai vivid LGV32

計測時期
 2015年10月~12月

 その結果は以下の図の通りとなった。ガイドラインでは統計学的グラフである「箱ひげ図」を用いることを定めており、中央値に近い半数がこの範囲内であったことを「実効速度」として示している。
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 KDDIの下り実効速度は50~103Mbpsという結果に。この数値をどう感じるかはその人の環境次第となるが、これまでに調査会社が公開してきた速度よりも速いことが指摘できるだろう。またキャリアのWebページからは1,500地点のOS別の下り速度、上り速度を確認できるのだが、KDDIが1,500地点をまとめて集計した中ではiOS、Androidで個別の数値は出しておらず、更に上り速度の数値を公開していない点で疑問が残るものとなっている。KDDIに先行して実効速度を公開したNTTドコモはOS別の速度、上りの実効速度のどちらも公表しているため、今回のKDDIの姿勢は総務省の要請に十分に応じたものとは言えないだろう。

 詳細はKDDIのページを参照してもらいたい。
実効速度について:http://www.au.kddi.com/mobile/area/effective-speed/

 

auとソフトバンクは元旦より特別企画を実施、福引やおしるこをプレゼント

 KDDIとソフトバンクは、それぞれ2016年1月1日よりキャリアショップにて特別企画を実施すると発表した。auショップではおしるこを、ソフトバンクショップではお父さんグッズがもらえる福引を提供する。

KDDI

 1月1日限定で全国のauショップ・PiPitにておみくじ付きのおしるこ「鬼甘いしるこ」がプレゼントされる。おしるこはauのCMでお馴染みの鬼のキャラクターをデザインしたものとなっており、受け取るには店頭にてアンケートに回答する必要がある。

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ソフトバンク

 1月1日より、全国のSoftBankの携帯電話取扱店で「お父さん福おみくじキャンペーン」を実施する。参加するには2名以上の家族で来店し、所有している携帯電話・PHSを提示する必要がある。ただしソフトバンク回線以外でも大丈夫とのこと。
 抽選で当たるグッズはカレンダー、カイロ、ポチ袋、クリアファイルで、「大吉」を出すと「お菓子大入りお父さんダルマ」がプレゼントされる。
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