NTT Com「APN専用線プラン」がInterop Tokyoで部門最高賞受賞

2025年6月13日 11時27分更新


 ドコモグループの法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開するNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)が提供する「APN専用線プラン powered by IOWN®」は、2025年6月11日に発表された「Interop Tokyo 2025 Best of Show Award」において、APN(All Photonics Network)部門のグランプリを受賞した。Interop Tokyo 2025 Best of Show Awardは、「Interop Tokyo 2025」に出展した企業各社が2025年に発表・発売を予定する製品やサービスをエントリーし、カテゴリごとにその技術的優位性や革新性を競い合うものである。審査は、有力メディアのキーマンや学術界の識者からなる審査委員会によって構成され、「今年の一品」が選出される。各部門の最高評価を受けた製品・サービスに贈られる「グランプリ」は、まさに業界内外からの注目度を象徴する賞である。

 今回グランプリを受賞したこのサービスは、NTTのIOWN®構想に基づき、フォトニクス(光)ベースの革新的技術を活用した高速・広帯域のネットワークサービスである。具体的には、高品質かつ高セキュリティな専用線サービスを通じて、全国のデータセンターや企業拠点間において「低遅延・ゆらぎなし」の通信環境を提供する。10Gbps、100Gbps、400Gbpsといった幅広い帯域を取り揃え、EthernetやOTNといった複数のインターフェースに対応しており、ユーザーは多様な通信ニーズに応じた柔軟な選択が可能となっている。これにより、医療、製造、金融、メディアといった幅広い業種において、リアルタイム性が求められるアプリケーションやサービスに最適な通信基盤を構築できる。

 NTT Comは、今後もこのようなサービスの機能拡充を通じて、「分散」「柔軟」「安全」「リーズナブル」といった現代の企業が直面する課題に応える次世代型ICTの提供を進める方針である。特に、企業のAI活用を支援する「AI-Centric ICTプラットフォーム」構想に基づき、分散型社会・産業の実現を後押しし、地域経済の活性化や産業の高度化といった社会的課題の解決に貢献していくという。また、IOWN®のもたらす超低遅延・超広帯域の通信基盤は、遠隔医療や自動運転、ロボティクス、メタバースなどの未来産業にも活用が期待されており、社会実装の加速に大きな役割を果たすと見られている。今回の受賞は、こうしたIOWN®技術が現実のビジネス環境において高く評価されていることを示す象徴的な出来事である。

 NTT Comは今後も、IOWN®をはじめとする先端技術の社会実装を通じて、持続可能で豊かな未来社会の実現に向けた取り組みを加速していく考えだ。

参照URL:https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2025/0612.html

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