KDDI、富山県の中山間地域におけるドローン物資搬送実証を実施

2021年11月22日 12時07分更新


 KDDIは、富山県からの業務委託により、モバイル通信を使用して目視外の自律飛行を実現するスマートドローンを活用し、富山県南砺市平 (なんとし たいら) 地域におけるドローン物資搬送の実証実験を11月25日に実施する。
 なお、同実証実験は、「富山県中山間地域ドローン物流実証実験業務」の一環として行うものであり、同実証実験ではKDDIのスマートドローンを活用し、富山県の中山間地域に適した物流の仕組みやビジネスモデルについて検討していく。
 富山県の中山間地域では、急速な人口減少に伴う集落の空洞化や生活を支えるサービスの衰退などが住民の暮らしに深刻な影響を及ぼし、地域社会の存続さえもが危ぶまれている。特に、公共交通機関の縮小・撤退や、地域の卸売業・小売業者の減少により、将来的に日常生活を営む上で必要となる買い物が困難になる買い物困難者が発生するおそれがありる。
 同実証実験では、買い物困難者が日常で必要な日用品や食料品の配送を想定し、スマートドローンの目視外の自律飛行により、片道8km程度の飛行および、最大3Kgの物資の搬送を実証し、効率的なドローン活用の有効性を検証する。
 また、同実証実験を踏まえ富山県とドローンを利活用したビジネスモデルの検討を行い、地元企業の活性化や住民のコミュニケーション活性化を推進していくとのこと。

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