スーパーの店舗内で地域消費情報を配信するサービス「OH!マルナカTV」を開始

2014年5月10日 16時11分更新



・スーパーの店舗内でデジタルサイネージを用いて、さまざまな情報を発信
・スーパー顧客の購入動機を向上させるとともに、TVと連動した情報発信で広告価値の向上も狙う

 
 

 岡山放送株式会社、株式会社山陽マルナカは、5月9日より、山陽マルナカの店舗におけるデジタルサイネージ上で、「OH!マルナカTV」を提供し、「消費者に一番近い場所(店舗)での情報発信による購入促進」、および「生活導線に密着した場所での地域情報配信」を開始する。

※デジタルサイネージとは、屋外や店頭などに設置された、広告や案内が表示される液晶ディスプレイなどの映像表示装置のこと

 岡山県域の山陽マルナカ店舗(全54店舗)にて、デジタルサイネージを利用してスーパー内の商品情報、サービス情報、設置各店舗周辺のコミュニティ情報、その他岡山放送がもつ番組などのコンテンツを配信する仕組み。配信協力はストリートメディア株式会社、通信ネットワークはNTT西日本が協力する。

 マルナカにとっては、スーパーに来店した顧客の商品購入動機を向上させるメリットがある。その他岡山放送は「リビングにあるテレビ」から「消費の現場/賑わいの中のセカンドスクリーン」を持つことにより、自社メディアへの情報接触者を飛躍的に延ばし、TV広告主の販売推進に寄与することが狙い。また通信サービスによる協力をするNTT西日本にとっても、こうした他企業とのアライアンスによってNTT西日本が掲げる「街なかにおける新しい生活文化の創造をめざす「スマート光タウン」」の取り組みを加速させることができるメリットがある。

 デジタルサイネージなどの情報発信技術の発展に伴って広告媒体も中小規模でも柔軟に対応できるようになり、逆に中小規模の方がより地域やニーズに対応した情報発信ができることで注目を集めている。100万人に接触できる1個の媒体よりも、1万人に接触できる100個の媒体の方が好まれる、そんな時代になりつつある。

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