【ワイヤレスジャパン2014】建設プロジェクトの情報伝達をスムーズに――YSLソリューション「CheX」

2014年6月1日 10時25分更新

 CheX(チェクロス)は、建築プロジェクトにおける様々な情報を一元化し、共有するためのクラウド・コンピューティング・サービス&アプリケーション。図面や公定評、作業指示書、工事写真などの電子ファイルをCheXに保存しておくことで、建築現場や設計事務所、工事業者などの関係者全員がタブレット及びPCを使用して最新情報を共有することができる。

 設計担当者・設計監査・施工会社から図面などをCheXにUPすると同時に、関係者へ更新通知メールを送信することも可能である。また、閲覧した図面にメモ書きや、ピンを立てて写真を登録することもできる。ここでも関係者に更新通知メールを送信することが可能。

10の特長

1.クラウド環境を利用してプロジェクト関係者全員で情報を共有

利用者や図面、書類をクラウド上で一元管理するため、建設現場や設計事務所、工事業者など、プロジェクトに関わる人が同じ情報を共有することができる。図面の変更や作業内容なども画面上で報告/確認ができるため、ペーパーレス化を促進し、打ち合わせ時間の削減にも貢献。

2.常に最新の図面を表示

CheXなら常に最新の情報や図面を表示。古い図面が原因による施工ミスや工期の遅れなどの防止に役立つ。図面を更新したときには、自動で更新を知らせるメールが送信されるため、情報伝達に関わるタイムラグをなくし、連絡漏れなどの単純なミスも減少する。

3.詳細な図面をストレスなく表示

 一般のファイル共有サービスとCheXサービスとの違いは、圧倒的な図面描写速度である。CheXに図面をアップロードすると、自動的にタブレット表示に最適化され、タブレット上での図面描写速度を大幅に改善。スクロールや拡大のたびに動きがとまることなく、滑らかに画面を閲覧できるのも特長のひとつだ。

4.メモ機能で明確かつ簡単に情報を伝達

 CheXでは図面に複数の利用者がメモをつけることができる。図面の変更箇所を枠で囲ったり、施工時に注意の必要な箇所をマークしたり、様々な使い方が可能に。言葉では説明しにくいことも、図面上のメモを見ながらの打ち合わせだから、スムーズに進行する。

5.施行状況を写真で確認

 図面のポイントを指定して現場の写真を撮影、その場で保存。写真は図面上のポイントごとに保存され、メモ入力も可能。図面と同時に閲覧も可能である。また、オフィスのPCで印刷、ダウンロードもできる。建設現場に出向くことなく、オフィスでも、社内でも工事の進捗状況や施工状態を確認できる。

6.検査帳票が現場で完成

 写真直貼り機能、テキスト入力機能を利用して、現場にいながら検査帳票を作成することが可能になっている。特にテキスト欄は、手書き文字認識の7notes Pad+WCとの連携や、音声入力に対応しているために、キーボードを使用せずに簡単に文字を入力できる。

7.図面の差し替えや検索も簡単に

 図面や情報は関連するプロジェクトや、書類の内容ごとにフォルダで分類することができる。図面を差し替えたり、膨大な量の図面から目的のものを見つけ出すのは大変な作業であるが、フォルダ管理しておけば、簡単に目的の図面にたどり着くことができる。

8.幅広い対応ファイル形式

 WordやExcel、PowerPointで作成された文書も表示
 作業指示書や報告書、工程表など、WordやExcel、PowerPointで作成されたOffice文書もPCと同様に表示可能である。その上、図面と同様、常に最新の状態を共有できるため、煩雑になりがちな書類の管理も効率よく行える。
 DWGファイルもPDFに自動変換
 AutoCADに使用されている正規のAutodesk製エンジンによりDWGファイルをPDFファイルへ変換する。
 AutoCADを持たないユーザーも図面を参照することが可能に。
 その他、写真ファイル・動画ファイルにも対応。

9.図面や書類のセキュリティ対策にも対応

 図面や書類の閲覧は権限を与えられた利用者のみが行える。図面へのメモ書きも権限を持つ利用者に制限することで、むやみに図面が更新されることを防いでいる。設計や現場管理の関係者にはメモ書き込みの権限を、工事業者や協力会社関係者には閲覧権限を、というように、様々な設定が可能になっている。

10.低コストで直ぐに導入可能

 CheXは、既存のPCやタブレットにアプリケーションをインストールするだけです。新たにPCやインターネット環境などの設備投資の必要がなく、コンピュータの専門知識も要らない。アプリケーションをダウンロードするだけで簡単に導入でき、利用開始後の負担も軽減できる。

主な機能

PDFおよびOffice文書の表示
DWGにも対応
 PDF形式、及びMicrosoft Word (docx/doc) やExcel (xlsx/xls) 、PowerPoint (pptx/ppt)の文書を表示
DWGファイルをアップロードすると自動的にPDFファイルに変換
ピンチによる拡大縮小、及びドラッグによる移動が可能
左右90度回転表示

オフライン閲覧機能
 複数文書を本体にダウンロードして閲覧可能

更新通知機能
 文書の更新後、登録グループに自動で更新通知メールを送信
 更新通知メールにメモを書き込んだ文書の添付が可能

手書きメモ機能
 1つの文書に複数人でメモ書きが可能
 ベクター形式で、拡大してもきれいな表示
 複数の色から描画色を指定可能

テキストメモ機能
 手書き文字認識7notes Pad+WCとの連携、音声認識により効率的な認識が可能
 文字色・フォントを指定してテキストメモを書き込み可能
 複数の色からテキストボックス色を指定可能
 テキストボックスの透過度を指定可能

写真メモ機能
 図面上の指定位置にピンを立てて写真保存
 検査シートに写真を貼り付け
 撮影した写真にメモ書き可能

アクセス制限機能
 利用者ごとに閲覧、メモ、ファイル操作、フォルダ操作の可否を設定可能

フォルダ階層表示
 文書をフォルダごとに分類し保存
 フォルダの階層表示が可能

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