総務省は「つながりやすさNo.1」「最速○Mbps」などのPRを制限へ、広告競争を抑制
2015年2月17日 15時00分更新
総務省は携帯キャリア各社が宣伝している「つながりやすさ」について、広告競争を抑制するためにも通信速度を公平に測る基準の制定を検討していることを、時事通信社が報じている。
このようなルール作りを検討する背景には、携帯キャリアが自社に有利なデータのみを用いて「つながりやすさ」を宣伝しているため、結果的に各社とも「つながりやすさナンバーワン」と宣伝している事態となり、消費者に正確なネットワークの品質を提示していない現在の状況がある。
また各社はベストエフォートの数値で「最大○Mbps」とアピールしているが、実際の速度と大きな差が出てしまっており、消費生活センターなどには苦情や相談が多く寄せられているという。
特に3月から各社ともキャリアアグリケーションを開始するため、最大速度を宣伝する姿勢は強くなると思われる。総務省は5月にも指針を示す予定だ。
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