KDDIなど4社、つくば市でレベル4飛行を想定したドローン・ロボット配送の実証実験を実施

2023年2月28日 12時22分更新


 KDDI、KDDIスマートドローン、ティアフォー、Psychic VR Labは1月19日から3月31日まで、内閣府の「スーパーシティ型国家戦略特区」である茨城県つくば市でドローンやロボットでPCR検体を模した物資や食品配送を行う実証実験を実施する。
 同実証は、都市部でのドローンの「有人地帯における補助者なし目視外飛行 (レベル4飛行)」による運航を想定し実施する。病院の屋上から検査機関までドローンでPCR検体を模した物資の輸送を行い、品質面や輸送効率などを検証する。
 さらにドローンの「空の道」をXRコンテンツで示し、ドローンを視覚的に認識できる仕組みを構築することで地域住民の認知獲得および受容性向上に取り組む。ドローンが歩道を横断する際は歩行者に対して”赤信号”で通知するなど、第三者 (地域住民) への周知目的でドローンの飛行ルートをXRコンテンツで示す取り組みは国内初であり、地域住民と無人航空機との新たなリスクコミュニケーションの手段となるとのこと。
 あわせて、ドローンと配送ロボットを組み合わせたフードデリバリーも実施する。往路・復路において複数のドローンで食品を配送し、ラストワンマイルは配送ロボットが公道を走行して個人宅まで商品を届ける。配送効率を検証するとともに公道における配送ロボットの課題抽出も行うとのことだ。

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