JR「TOICA」「SUGOCA」、2026年以降モバイル対応へ

2025年3月11日 10時15分更新


 東海旅客鉄道(JR東海)、九州旅客鉄道(JR九州)、西日本旅客鉄道(JR西日本)の3社は3月7日、JR東海の「TOICA」とJR九州の「SUGOCA」にモバイルサービスを導入すると発表した。これは、JR西日本が提供する「モバイルICOCA」のシステムを活用する形で行われる。TOICAは2026年春以降、SUGOCAは2027年春以降にサービスを開始する予定だ。

 モバイルICOCAを活用したサービス展開について3社によると、TOICAおよびSUGOCAのモバイルサービスでは、モバイルICOCAのプラットフォームを活用し、TOICA・SUGOCAエリア内の定期券購入が可能になる。プラスチックカードのサービスは継続しつつ、モバイル版のみICOCAのシステムを利用する形となる。

 また、定期券の種類は通勤・通学(中学・高校生向けを含む)に対応。加えて、2026年春からは、東海道・山陽新幹線および北陸新幹線(上越妙高駅~敦賀駅)の新幹線定期券(FREX・FREXパル)も購入可能となる予定だ。

 さらに、ICエリア外の区間を含む在来線定期券のモバイルICOCA対応も検討中。2027年春のサービス開始を目指しており、ICエリア内では通常の自動改札を利用し、ICエリア外の駅では係員にモバイルICOCA定期券を提示して乗降する方式が採用される見込みだ。

参照元:https://jr-central.co.jp/news/

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