2013年国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場、前年比成長率8.8%に
2014年9月24日 17時29分更新
・2013年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、前年比成長率8.8%、1,118億3,900万円
・2018年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は1,423億6,100万円に達すると予測
IDC Japan株式会社は国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場を調査し、2013年の同市場の分析と2014年~2018年の市場予測を発表した。
「コラボレーティブアプリケーション市場」はeメールアプリケーション/会議アプリケーションなどを含み、「コンテンツアプリケーション市場」はコンテンツ管理ソフトウェア/エンタープライズポータルなどを含んでいる。その上で、2013年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、前年比成長率8.8%の1,118億3,900万円になったと推定している。要因としては、Windows XPのサポート終了や消費税増税前の駆け込み需要などがあり、2012年の前年比成長率4.2%から大きく成長率が伸長したと分析している。
セグメント別に同市場を見ると、「コラボレーティブアプリケーション市場」では、従来型のオフィスコラボレーション基盤である電子メール/グループウェアの飽和やクラウドへの移行により成長が緩やかな市場と、一方、ワークスタイル変革やデジタルマーケティング需要に支えられた会議アプリケーション/エンタープライズソーシャルソフトウェアなどの成長率の高い市場に2極化している。
今後については、2014年以降の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、成長要因である会議アプリケーション、エンタープライズソーシャル、Webコンテンツ管理などの影響によって、2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.9%で成長し、2018年の同市場規模は1,423億6,100万円になると予測している。
一時社会現象ともなった「ノマド」まではいかずとも、在宅ワークも含めて、働き方については大きな変化がうまれている。そんな中、会議システムやデータ共有システムなどはこれから大きな需要が見込めるであろう。一方、フリーのサービス事業者もどんどん進出してくる分野でもある。どこまで価値を提供できるか各事業者に期待したい。
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