NTTドコモ、電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」を提供
2014年5月15日 16時27分更新
・70誌を超える電子雑誌の読み放題サービス(月額400円)
・「LEON」「オレンジページ」など初めて電子化される雑誌も。
・通信事業者もコンテンツ獲得競争へ
株式会社NTTドコモは「dマーケット」の新たなサービスとして、電子雑誌の定額読み放題サービス「dマガジン」を2014年6月以降に提供開始すると発表した。「dマガジン」はスマートフォンやタブレットを使って、14ジャンル70誌以上の最新人気雑誌が月額400円(税抜)でいつでも何度でも読み放題になるサービスだ。
閲覧できる雑誌はAERA、おとなの週末などの娯楽誌から、週刊東洋経済、日経マネー、週刊エコノミスト、PRESIDENTなどの経済誌、さらにはCanCam、VOGUE JAPANなどのファッション誌まで人気媒体が多く並ぶ。また「Hanako」「Hot-Dog PRESS」「週刊アスキー」など16誌が初めて読み放題となり、「LEON」「オレンジページ」など5誌が初めて電子化される予定。
なおdocomo IDを取得すれば、ドコモの回線契約がないユーザーも利用可能となる。(キャリアフリー)
ドコモは、dアニメ、dビデオなど先行するキャリアフリーサービスでも人気を博している。キャリアフリーサービスはこれまでの毎月通信料金が得られる利用者の「囲い込み」とは方向性が異なり、別の収益モデルとなる。契約者数が頭打ちになるなかで、新たなサービスで「単価を上げる」ことはもちろん大事だろう。ただ「キャリアフリーサービス」は他社の顧客を奪うのではなく、サービスごとに他社と顧客を共有しているとも考えられる。サービスの拡充はつまりコンテンツの充実となり、既存コンテンツの奪い合いはますます激化しそうだ。