高校生のテレビ視聴時間、スマートフォン利用に減少
2014年5月15日 16時11分更新
総務省情報通信政策研究所は、東京都内の高校生に対するスマートフォン・アプリの利用実態の調査結果を発表した。
■パソコン・タブレットで利用するサービス
パソコン・タブレット端末でのサービス毎のネット利用時間を見ると「動画投稿サイトを見る」が22.9分で最も長い結果となった。また「オンラインゲームをする」については、男子(17.2分)、女子(4.7分)と大きく差が生じた。
■スマートフォンで利用するサービス
スマートフォン・フィーチャーフォンのサービス毎のネット利用時間を見ると、「ソーシャルメディアを見る」が最も長い。また「ソーシャルメディアを見る」「ソーシャルメディアに書き込む」は、女子がそれぞれ74.4分、41.4分であるのに対し、男子が37.3分、21.2分と、女子が男子の2倍近く長かった。
PC、タブレットではyoutubeをはじめとする動画共有サービスを利用し、スマートフォンではLINEやTwitterといったソーシャルメディアと、使い分けが起きているようだ。
■スマートフォンの利用によって減少した時間
「睡眠時間」(40.7%)、「勉強の時間」(34.1%)、「テレビを見る時間」(27.8%)などが多く該当した。
睡眠時間や勉強時間は想定できるが、同じ娯楽である「テレビを見る時間」が3割近くが減少したと回答していることは注目に値する。「ながら」はまだいい方で、TV番組も人気の番組はネット上にアップロードされていることも多い。そのため「60分テレビの前に座って視聴」という行動はもはや古い考え方で、「見たいシーンだけネットで見る」といった時間の使い方が主流になりつつあるようだ。
関連カテゴリー