2013年国内サーバー市場 産業分野別動向、上位3業種は製造、金融、官公庁
2014年9月18日 12時11分更新
・2013年の国内サーバー市場における産業分野別出荷額構成比は、製造18.9%、金融18.7%、官公庁14.8%
・市場縮小が続く国内サーバー市場では、成長セグメントの産業分野に対する市場戦略を明確することが重要
IDC Japan 株式会社は、国内サーバー市場 産業分野別動向を発表した。
これによると8つの産業分野(金融、製造、流通・卸・小売、通信・メディア、ITサービス、官公庁、文教、その他)における、2013年の上位3産業分野の出荷額構成比は、製造が18.9%、金融が18.7%、官公庁が14.8%を占めた。
またx86サーバー市場の産業分野別出荷台数比率では、クラウドサービスなどのインターネット関連業種が好調で、ITサービスが前年に続き1位の26.5%を占めた。。2位は製造の20.1%、3位は通信/メディアの13.7%となった。ITサービス、製造は前年からシェアを増やしたが、通信・メディアは更新需要が一巡しシェアを下げた。一方、x86サーバーの出荷額は、サーバー市場全体の63.1%を占め、特にITサービス、文教、通信・メディア、製造で70%以上を占める結果となった。
IDC Japan サーバー リサーチマネージャーの林 一彦氏は「今後の国内サーバー市場では、ITサービス、製造、通信・メディアが成長セグメント」と分析している。全体の傾向としては「市場縮小が続く国内サーバー市場(同氏)」では、顧客のニーズを細分化し、より細かく対応することが必須戦略となりそうだ。
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