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パナソニック、企業向けMVNOに本格参入――機器と通信のワントップソリューションを実現へ

 パナソニックは10月14日、法人向けMVNOサービス事業に本格参入すると発表した。参入の背景には、多くの機器がインターネットを通じてクラウドに接続するIoTが注目されている反面、企業にとっては自らの用途・通信料に応じたプランが既存のものにはない、機器と通信サービスを別々に調達しなければならない等の課題が多いことが挙げられる。

 パナソニックはそうした課題を解決し、自社で通信設備を持つことで企業の用途に合わせた柔軟なプランの提供を実現させる。例えば導入台数は多いが1台あたりの通信容量は小さくしたいというケース、上り回線を優先して下り回線はほとんど使わないケース、契約回線の費用は運用予算内に収めたいケースといった、様々なニーズに応えられるオーダーメイドのプランを提供するという。
 またパナソニック製の業務用機器や設備機器と通信回線プラン、保守・運用等のサービスプランを組み合わせ、一気通貫のワンストップソリューションで提供することにより、コストを最小化することも実現する。

 まず第一弾として、パナソニック製パソコン「Let’s note RZ4シリーズ」に同社のMVNOサービス対応のSIMカードを搭載したモデルを準備。さまざまなビジネスシーンのニーズに合わせたRZ4シリーズ専用の無線通信回線プランを提供する。

NTTドコモ、タフネス性能を追求したスマートフォン「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」発売

 NTTドコモは10日4日、2014年冬春モデルとしてサムスン製のAndroidスマートフォン「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」を発売した。

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 「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」は夏モデルとして発売された「GALAXY S5」のバリエーション機であり、基本的な性能はそのままにアメリカの国防総省が定めた軍事規格に準拠したタフネス性能を追求したモデルとなる。カラーはCamo Green、Titanium Grayの2色。
 タフネスモデルというだけあって、防水・防塵(IPX5/IPX7/IP6X)、耐衝撃、耐震動、対氷結、防湿、対塩水、耐日射、対低圧、耐温度(高温および低温)等に対応。デザインもしっかりグリップできるようにバンパーデザインになっている他、手が濡れていたり、手袋をしていても操作できるよう、端末下部のホームキーなどは物理キーに変更されている。
 他の変更点としては左側面に好きなアプリのショートカットを登録できる「アクティビティキー」を搭載。デフォルトの設定ではこちらも新たにプリインストールされている独自アプリ「Active Zone」が登録されており、気圧計、コンパス、トーチライトなどを使用できる。この他にVoLTE、おサイフケータイ(FeliCa/NFC)、ワンセグなどの機能を備えた。

 詳しいスペックは以下の通り。

「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」
・OS:Android4.4
・CPU:MSM8974AC 2.5GHz クアッドコア
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:5.1インチ 有機EL Super AMOLED
・解像度:フルHD(1080×1920)
・バッテリー容量:2800mAh
・連続待受時間:約450時間(LTE)
・メインカメラ:1600万画素
・インカメラ:210万画素
・サイズ:約145(H)×76(W)×9.2(D)mm
・重量:約171g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.0対応
・ワンセグ、おサイフケータイ(FeliCa)、NFC、ハイレゾ、VoLTEに対応

NTTドコモ、シニアユーザー向け携帯電話「らくらくホン ベーシック4 F-01G」発売

 10月4日、NTTドコモは2014年冬春モデルとして、らくらくホンシリーズの最新モデルとなる「らくらくホン ベーシック4 F-01G」を発売した。値段はオープン価格で、カラーはブルー、ゴールド、ピンク、ブラックの4色となっている。

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 らくらくホンはシニア向けのフィーチャーフォンであり、機能もシニアユーザーを想定したものが多数搭載されている。デザインはディスプレイは約2.8型ワイドQVGA液晶。周りの明るさに応じて自動で画面の明るさを調整してくれる他、最大40ドットの拡大表示ができる。画面下には予め登録しておいた相手にボタンを押すだけで電話がかけられる「ワンタッチダイヤルボタン」を配置。メニュー画面もらくらくフォンおなじみの口語調で分かりやすいものとなっている。

 通話面では年齢に合わせて聞き取りやすくする「あわせるボイス」、騒音を検知し、受話音声を強調する「スーパーはっきりボイス3」、相手の声をゆっくり聞こえるようにする「ゆっくりボイス」、環境に合わせて聞き取りやすくする「ぴったりボイス」など多彩な機能を搭載。別売のイヤホンを使うと周囲の音を大きく聞きやすくする「集音機能」も備えている。
 カメラは510万画素の「おまかせカメラ」を搭載する。笑顔を逃さない「笑顔撮影」、各シーンに応じて最適な撮影モードに自動で切り替える「自動シーン認識」、暗所でもブレなく明るく撮影できる「高感度撮影モード」、ブレの少ない撮影が可能な「トリプルブレ防止」といった、あくまでも簡単に、綺麗な写真が撮れるように配慮されている。

 IPX5/8・IP5Xの防水・防塵対応となっており、レジャーなど利用シーンを選ばなくなった。他にも離れて住んでいる家族に自身のらくらくホンの利用状況や体調などを知らせる「つながりほっとサポート」、歩数計、活動量刑、「使い方」ボタンを長押しするとことで、らくらくホンセンターに直接電話がつながって使い方などを教えてもらえる機能などを備える。
 文字入力も、日本語変換ソフトには文字変換に定評のあるATOKを搭載し、話すだけでメールを作成できる「音声入力メール」、文章にあったデコメが自動で作れる「かんたんデコメ」など、どこまでもシニアユーザーに配慮した端末となっている。

 詳細なスペックは以下の通り。
「らくらくホン ベーシック4 F-01G」
・メーカー:富士通
・外部メモリ:microSDHC(最大16GB)
・液晶:約2.8型ワイドQVGA液晶
・解像度:240×400ピクセル
・バッテリー容量:900mAh
・連続待受時間:約520時間(3G)
・メインカメラ:510万画素CMOS
・サイズ:約107(H)×51(W)×16.4(D)mm(折りたたみ時)
・重量:約106g
・防水・防塵、赤外線通信、エリアメールに対応

2013年国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場、前年比成長率8.8%に

・2013年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、前年比成長率8.8%、1,118億3,900万円

・2018年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は1,423億6,100万円に達すると予測

 
 
  IDC Japan株式会社は国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場を調査し、2013年の同市場の分析と2014年~2018年の市場予測を発表した。

 「コラボレーティブアプリケーション市場」はeメールアプリケーション/会議アプリケーションなどを含み、「コンテンツアプリケーション市場」はコンテンツ管理ソフトウェア/エンタープライズポータルなどを含んでいる。その上で、2013年の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、前年比成長率8.8%の1,118億3,900万円になったと推定している。要因としては、Windows XPのサポート終了や消費税増税前の駆け込み需要などがあり、2012年の前年比成長率4.2%から大きく成長率が伸長したと分析している。

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 セグメント別に同市場を見ると、「コラボレーティブアプリケーション市場」では、従来型のオフィスコラボレーション基盤である電子メール/グループウェアの飽和やクラウドへの移行により成長が緩やかな市場と、一方、ワークスタイル変革やデジタルマーケティング需要に支えられた会議アプリケーション/エンタープライズソーシャルソフトウェアなどの成長率の高い市場に2極化している。

 今後については、2014年以降の国内コラボレーティブ/コンテンツアプリケーション市場は、成長要因である会議アプリケーション、エンタープライズソーシャル、Webコンテンツ管理などの影響によって、2013年~2018年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)4.9%で成長し、2018年の同市場規模は1,423億6,100万円になると予測している。
 
 
 一時社会現象ともなった「ノマド」まではいかずとも、在宅ワークも含めて、働き方については大きな変化がうまれている。そんな中、会議システムやデータ共有システムなどはこれから大きな需要が見込めるであろう。一方、フリーのサービス事業者もどんどん進出してくる分野でもある。どこまで価値を提供できるか各事業者に期待したい。

JEITAは2014年7月度パーソナルコンピュータ国内出荷実績を発表、台数、金額ともに2ヶ月連続で前年割れ

・2014年7月度の出荷台数は、デスクトップ、ノートともに前年を大幅に下回る結果に
・出荷金額ベースも、昨年度比較で10%減

 
 
 JEITAは2014年7月度パーソナルコンピュータ国内出荷実績を発表した。
 出荷台数は66万9千台(前年比84.0%)となった。うちデスクトップ:19万4千台(同79.8%)、ノート型:47万5千台(同85.8%)とともに大幅に前年を下回った。
 また出荷金額ベースでも、537億円(前年比90.4%)と前年を10%下回る結果となった。うちデスクトップ:162億円(同90.0%)、ノート型:375億円(同90.6%)であった。
 
 
 台数、金額とも6月に続き2ヶ月連続で前年割れ。4月5月と続いた「XP問題対策」での買い替え需要が一段落した影響がまだ続いているようだ。
 とはいえ2014年4月からの累計は出荷台数は前年日106%、金額ベースでは前年比113%と好調。このまま秋冬商戦まで持ちこたえられるか。スマホの大型化対策も含め、業界全体の戦いは続く。

ソフトバンクは「アメリカ放題」を発表、アメリカでも「スマ放題」に

 2014年9月17日、ソフトバンクモバイル株式会社は新サービス「アメリカ放題」を発表した。本サービスはiPhone6/iPhone6 Plusユーザーを対象に、「スマ放題」を契約していればアメリカでの通話・データ通信に日本国内の料金を適用するもの。iPhoneの発売日と同じ9月19日より開始する。

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 従来海外でデータ通信を行うと高額なパケット料金がかかってしまうが、このサービスを利用すればアメリカ本土・ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島の米Sprint社のネットワーク内であれば日本と同じ感覚で使えるようになる。スプリントとのグループシナジーを大いに生かしたサービスといえるだろう。
 「スマ放題」の料金が適用されるので、例えばアメリカからアメリカ国内/日本に電話をかけても通話料は無料になる。ただし日本からアメリカへの国際電話、国際SMS、国際メールで対象外なので注意が必要だ。またTVコール、データカードによる通信および、パソコンなどに携帯電話をUSBで接続するモバイルデータ通信も対象外である。
 データ通信は3Gのネットワークに対応するが、年内にもLTEに対応する見込みだという。国際ローミングをオフにしたまま利用できるが、かえってオンにしてしまうとSprint以外のネットワークを拾ってしまい、かえって料金が発生する恐れもある。

 基本料金は980円となるが、キャンペーン期間中であれば申し込み不要・料金無料となる。キャンペーン終了時期は未定であり、「スマ放題」データ定額パック・標準(5GB)以上のユーザーはキャンペーン終了後も引き続き無料で利用できる。

 Sprintを傘下に置くソフトバンクだからこそ実現できたサービスであり、他キャリアが同様のサービスを展開するのは難しいだろう。仕事等でアメリカに頻繁に行くユーザーにとって、ソフトバンクは一気に魅力的なキャリアとなったことは間違いない。現在はiPhone6/iPhone6 Pluのみに対応したサービスであり、このサービスによってiPhone商戦に大きな差が付くことは考えにくい。しかしこうした独自サービスの積み上げによりキャリア間の差が出てくると思われるので、まずその一歩として歓迎したい。

ユーザーが「iPhone6」に望んだものとは?

 9月5日にネオマーケティングはiphone5s/5cユーザーを対象とした「次期iPhone購入意向・iPhone5s/5c満足度調査」の結果を発表した。

 調査は2014年8月12日から19日の8日間にかけて行われ、全国15歳以上の現役iPhone5s/5cユーザー4200人(NTTドコモ/au/ソフトバンクモバイルのユーザーそれぞれ1400名)を対象に、現在所有するiPhoneの満足度と、次期iPhoneの購入意向などについてWebアンケートで聞いている。

・キャリア別

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 現役iPhone5s/5cユーザーの総合満足度は3キャリアとも満足度は高い水準ながら、僅差でauが1位となった。「大変満足している」「満足している」「やや満足している」の合計回答率は94.6%となっている。また満足度を聞いた29項目中、「LTEのインターネットの速さ」、「プラチナバンドLTEへの対応」、「アフターサービス・サポート」を始めとする24もの項目で満足度1位となっている。
 2位は94.2%のドコモ。「通話音質のよさ」、「通話中の途切れなさ」、「電池の持ち」の項目の3項目で満足度1位を獲得した。3位は93.2%でソフトバンクで、「SNSの利用」、「ゲーム」の項目において満足度1位となっている。

 様々な項目においてauが評価された結果となったが、特に目を引くのは通信に関する項目だ。「LTEのインターネットの速さ」、「プラチナバンドLTEへの対応」、「LTEの通信エリアの広さ」、「LTEのつながりやすさ(日常)」の項目では他キャリアよりも特に高い数字を残している。

・iPhone

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 iPhone5s/5cの満足している項目では「デザイン性の高さ」、「全体的なスペックの高さ」「処理能力の高さ」が特に評価されている。

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 また次期iPhoneについて、興味があると答えたユーザーは86.1%、購入意向を示したユーザーは75.5%とどちらも高い数字が出ており、注目度が非常に高いことが判明した。関心の高い新機能に関しては「防水機能」、「ワイヤレス充電」、「高速Wi-Fi」、「大画面化」、「高速CPU」が上位5項目となっている。
 次期iphoneの購入検討事項は「月々の利用料金・料金プランが魅力的かどうか」、「端末の購入価格が安いかどうか」、「通信速度が速い・インターネットが快適かどうか」の項目が上位3つに並んだ。
 
 
 本調査は新型iPhoneの発表前に行われたものだが、発表後から見直すと色々示唆するものがあると思われる。
 総合満足度1位がauとなり、特に通信に関して評価されていたが、この状況は「iPhone6」でもしばらく続きそうだ。「iPhone6」がauがいち早く導入したキャリアアグリケーションとWiMAX 2+に新たに対応しているためであり、安定した高速通信に関してはauに1日の長があると思われる。またソフトバンクも「iPhone5s/5c」では対応していなかった「SoftBank 4G」に新たに対応するため、通信環境は改善が見込める。
 一方ドコモは保有する4つのLTE周波帯のうち「iPhone5s/5c」では3つしか使えず、その状況が「iPhone6」でも続いてしまうことになってしまったため、急激な通信の改善は見込めないだろう。ただし通話品質に関しては「iPhone6」がVoLTEに対応し、現在導入しているのがドコモのみなので、この点では変わらずに他社より優位な立場にあるだろう。

 また新型iPhoneに期待する機能という点では、上位2つの「防水機能」、「ワイヤレス充電」はユーザーの期待を裏切ってしまった結果となっている。その他の機能に関しては概ね達成されているようだ。購入検討事項に関して見てみると、料金プランに関してはまだユーザーの反応を待たなければならないだろう。端末の購入価格については、筆者の独断であるが16GBモデル・2年契約の北米価格を見る限り、新機種にしては値段は控えめであると思われる。通信速度・エリアに関しても上述した通り、対応周波数帯が過去最多になった他、キャリアアグリケーションにも対応したので、「iPhone5s/5c」よりもauとソフトバンクに限れば、確実に改善するだろう。

Appleのウェアラブル端末「Apple Watch」は2015年春に発売へ

 米Appleは日本時間10日、新型iPhoneの発表に合わせて腕時計型の端末「Apple Watch」も発表した。価格は米ドルで349ドル、発売時期は2015年春を予定している。Appleは「Apple Watch」を「私たちが作ったものの中で最もパーソナルな製品」と位置付け、ウェアラブル市場に本格参入したかたちとなる。

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 「Apple Watch」はiOS8を搭載したiPhone5以降の端末と連携して利用し、iPadやiPhoneに届いたメッセージやメール、カレンダーなどを確認できる他、定型文や絵文字、音声入力で簡易返信できたり、既読や未読の操作をしたりすることが可能だ。本体との通信についてはWi-Fiを用いており、通信機能としては802.11b/gのWi-FiとBluetooth 4.0を搭載。

 全面にはRetineディスプレイのタッチパネルを搭載。指先でのタッチを認識するだけでなく、タッチの圧力までも感知するものとなっている。右側面に搭載されている竜頭型のダイヤルは「デジタルクラウン」といい、これをまわすことでズームやスクロールが可能。また押しこむでホーム画面に戻れる。「デジタルクラウン」の下にあるボタンを押すと、よく連絡をとる人がサムネイルで表示され、瞬時に連絡が取れるようになっている。時計表示のデザインは数多く用意されており、さらにカスタマイズも可能だ。

 マイクやスピーカーも搭載され、「Apple Watch」から音声通話を行える他、iPhoneの音声コントロール機能「Siri」も「Apple Watch」から操作できる。他にもナビ機能、Passbook、iPhoneのリモートコントロール(音楽再生、カメラ)、パソコン上のiTunesのコントロール等の機能を備えている。「Digital Touch」というコミュニケーション機能もあり、「Apple Watch」ユーザー同士で音声や指で描いた画像や自らの心拍数を送信できたりする。またAppleの新しい決済サービス「Apple Pay」を利用することも可能だ。

 ジャイロセンサーや加速度センサー、心拍センサーも搭載されており、健康管理用のアプリもインストールされている。「ムーブ」では1日の消費カロリーを計測でき、「エクササイズ」では運動量を、「ワークアウト」では有酸素運動の管理もできる。日々の健康からエクササイズまで、広く健康面の領域をカバーしている印象だ。また当然ながらこれらの数値はiPhoneでも管理できるようになっている。

 Apple Watch用の開発環境「WatchKit」も公開されるので、サードパーティ製のアプリが増えてくれば新たな使い方も創造される可能性もある。

 デザインは本体の大きさ、素材、ベルトの組み合わせを自由に選べるようになっているのも特徴だ。本体は38mmと42mmの2つのサイズが用意され、素材はステンレススチール、シルバーアルミニウム、18Kイエローゴールドなど6種類、バンドはリングブレスレットからミラネーゼループ、スポーツバンドなど多彩な種類がある。Appleではこれらの代表的な組み合わせを3つコレクションに分け、標準モデルとなる「Apple Watch」、強度が強く、酸化皮膜処理された軽量アルミニウムで作られたスポーツ向けの「Apple Watch SPORT」、サファイアクリスタルでコーティングされ高級感あふれる「Apple Watch EDITION」を用意した。それぞれは「Apple Watch」18モデル、の「Apple Watch SPORT」は10モデル、「Apple Watch EDITION」は6モデルとなっている。

 ウェアラブル端末は今年に入ってから注目され始め、Googleもウェアラブル端末用のOS「Android Wear」を公開し、サムスン、LG、モトローラ、ソニーなど様々なメーカーが出してきている。しかしそこまで普及していないのが現状だ。スマートフォンと連携とありつつも「何ができる」のかが未だ不明瞭であり、そのメリットがユーザーにとって届いていないのが一因だと思われる。そういう点でAppleが発表するウェアラブル端末は大いに注目されており、iPhoneとの強固な連携で新たな価値を発信してくれると期待されていた。
 今回の「Apple Watch」はその期待に見合う内容だったかは、発売が先であり、詳細なスペックは公開されていないので、まだ判断できないだろう。しかしiOS8の新機能で「ヘルスケア」が追加される以上、Appleは運動だけでなく日々の健康管理という点で、スマートデバイスをより我々の生活に密着した存在にしようとしている意図は窺えるだろう。この「Apple Watch」がウェアラブル端末のスタンダードモデルを示すことになるのか、2015年春の発売を心待ちにしたい。

「iPhone6」と「iPhone6 Plus」がついに正式発表、「iPhone5S」との違いは?

 米アップルは日本時間10日、iPhoneの最新機種である「iPhone6」と「iPhone6 Plus」を発表した。12日から予約開始、19日から発売となっており、従来通りNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルの3キャリアから発売される。またSIMロックフリー版も12日からアップルストアで予約が開始される。
 カラーはゴールド、シルバー、スペースグレイの3色、容量は今回から32GBがなくなり、代わりに128GBが追加された。
 値段は北米版の価格となるが、2年契約で「iPhone 6」が16GBが199ドル、64GBが299ドル、128GBが399ドル。「iPhone6 Plus」が16GBが299ドル、64GBが399ドル、128GBが499ドルとなっている。

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 従来のモデルとの比較に重点を置きながら、新型iPhoneについて解説してみたい。

・液晶・デザイン
 液晶は「iPhone6」が4.7インチ、「iPhone6 Plus」が5.5インチと、「iPhone5S」の4インチから大型化を果たした。大型化に伴い「Retina HD ディスプレイ」となることで解像度も上がっており、「iPhone6」は1334×750、「iPhone6 Plus」は1920×1080となり、またデュアルドメインピクセルで視野角も向上している。コントラスト比も「iPhone5S」が800:1であるのに対し、「iPhone6」が1400 :1、「iPhone6 Plus」が1300:1であり、画面の鮮やかさは期待できるだろう。
 サイズは当然大きくなるのだが、iPhone 5Sの厚さが7.6mmであった一方、「iPhone 6」は6.9mm、「iPhone 6 Plus」は7.1mmと薄くなっているのも見逃せない。電源ボタンの位置はこれまで端末の上部にあったが、今回のモデルでは右側面に変更されているのも特徴だろう。

・カメラ
 メインカメラはこれまで通り8Mピクセルのままだが、2倍の速さのオートフォーカス、顔検出、ビデオ撮影時の手ブレ補正などが強化されている。また「iPhone6 Plus」のみに光学手ブレ補正にも対応している。サブカメラも1.5Mピクセルのままだが、こちらはF値が2.2になり、暗い場所でも明るく映るようになった他、連写モードが使えるようになっている。

・CPU
 「iPhone6」「iPhone6 Plus」共に新開発のA8プロセッサを採用。「iPhone5S」に搭載されているA7と比べてパフォーマンスが最大50%向上しているほか、グラフィック性能も最大84倍向上しており、iOS 8で搭載されるゲーム向けグラフィックエンジン「Metal」にも対応している。
 大型化・高性能化の一方でバッテリー性能も併せて向上している。「iPhone5S」の連続通話時間が最大10時間なのに対し、「iPhone6」は14時間、「iPhone6 Plus」は24時間となっている。
 端末の動きなどを処理するするモーションプロセッサもM8に刷新されて、歩数や移動距離などをより高精度な計測できるようになった。ジャイロスコープ、加速度センサーは従来も搭載されていたが、今も出るからは高度の計測できる気圧計も新たに追加。健康・フィットネスアプリを開発できる「HealthKit」が新OSより対応しており、この点を重視していると思われる。

・NFC
 「iPhone6」「iPhone6 Plus」より、新たにNFCチップが搭載される。これによりAppleが提供する新たな決済サービス「Apple Pay」が利用できるようになる。「Apple Pay」はクレジットカードの利用をワンタッチで可能にする機能であり、決済時は指紋認証を行いながら専用端末にiPhoneをかざすことで完了する。10月より米国でサービスは開始されるが、日本での予定は未定。またこのNFC機能が「モバイルSuica」のような「Apple Pay」以外のサービスに利用ができるかも、まだ不明である。

・通信
 対応する周波数帯は過去最高となり、「iPhone5S」では対応していなかった「WiMAX 2+」や「SoftBank 4G」に対応する他、キャリアアグリケーション、VoLTEにも対応。さらにこれまで最大100MbpsであったLTE Category 3からLTE Category 4をサポートするようになり、最大150Mbpsまで出るようになった。WiFiも最新規格802.11acに新たに対応し、最大で従来の3倍速くなるという。

・iOS8
 こちらは「iPhone6」「iPhone6 Plus」だけではなく、「iPhone4s」、「iPhone5s」、「iPod touch(第5世代)」、「iPad Air」などにも配布される。9月17日より無償配布される。写真の画像編集・アルバム機能の強化、動画や音声メッセージ送信の簡易化、iCloudDrive、サードパーティー製のキーボードアプリの解禁等が挙げられるが、一番の注目はヘルスケア機能だろう。併せて発表された「Apple Watch」との連携も気になるが、スマートフォンによる健康管理のスタンダードを示せるか注目すべきだろう。

 以上述べてきたが、「iPhone6」と「iPhone6 Plus」の違いはディスプレイのサイズ、解像度、コントラスト比、光学手ブレ補正機能の有無くらいで、性能に差はない。単純にサイズの好みで選んでいいだろう。
 iPhoneは2年に1度しかフルモデルチェンジが行われないため、今回の発表は大いに注目されていた。大きな目玉はなかったものの、堅実に高性能化が行われた印象だ。また周波数帯域が増え、キャリアアグリケーション等にも対応したことにより、Androidスマートフォンのハイエンドモデルと通信環境はほぼ並んだ形となる。
 iPhoneとAndroidの競争環境がフラットになった今、スティーブ・ジョブズ亡き後のAppleのブランド力が試されてくると思われる。

RBB TODAYはスピード測定アプリの分析結果を発表、auが平均速度、LTE接続率ともに1位に

 9月8日、株式会社イードのブロードバンド情報サイト「RBB TODAY」は最新Android端末の通信速度について、スマートフォン用スピード測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」の計測データを用いて全国を対象に分析を行い、平均ダウンロードスループットのNTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの比較(都道府県別、7地方別、5大都市別)とLTE接続率のデータを公開した。

 データの対象期間は2014年6月1日~2014年8月31日の3ヵ月間。サンプル数は全国で32,080件。都道府県単位などの分析軸において極端にサンプル数が少ない場合は分析の対象外としている。

 対象端末は以下の通り。
・NTTドコモ:「AQUOS ZETA SH-04F」
     「ARROWS NX F-05F」
      「Disney Mobile on docomo SH-05F」
     「Xperia Z2 SO-03F」
      「Xperia A2 SO-04F」
      「GALAXY S5 SC-04F」

・au:「XPERIA ZL2」
   「GALAXY S5 SCL23」
   「AQUOS SERIE SHL25」
   「URBANO L03 KYY23」
   「isai FL LGL24」
   「HTC J butterfly HTL23」

・ソフトバンクモバイル:「AQUOS Xx 304SH」
            「AQUOS Xx mini 303SH」

・都道府県
 都道府県別でのLTE平均ダウンロードスループット比較では全国平均でauがトップ、2位ソフトバンクモバイルが、3位にNTTドコモとなった。また比較できる45都道府県中、auが30地点で平均ダウンロードスループットでトップとなった。次いでソフトバンクが11地点、ドコモが4地点となっている。

・地方別
 地方別においての平均ダウンロードスループットは7地方中、東北、関東、中部、中国・四国、九州の5地方においてauが最速を記録した。ソフトバンクモバイルは北海道、近畿で2勝しているが、数値には地域差が見られる。ドコモは0勝だが20Mbps半ばあたりの速度でまとまっており、ソフトバンクほど地域差は見られない。

・5大都市
 5大都市(東京23区、大阪市、名古屋市、福岡市、札幌市)では全てでauの平均ダウンロードスループットが1番速い結果が出た。平均速度はauのみ5大都市全てで30Mbpsを超えている。ソフトバンクは30Mbpsに及ばないながらも、平均20台後半を出している一方、ドコモは20代前半となって後れを取ってしまっている。

・全国のLTE接続率
 LTE接続率は3GとLTEの計測回数を比較し、LTEへのつながりやすさの指標としている。結果はauが97.8%、ドコモ94.3%、ソフトバンクモバイル90.7%となっており、ここでもauが最も高い安定感を見せている。

 レポートではauがここまでの結果を残した理由として、LTE基地局整備を推進していち早くキャリアアグリケーションを導入したり、WiMAX2+も併せて利用できる点を挙げている。iPhoneの発売が間近に迫り、ユーザーにとってもキャリアの選択は悩ましい点にもなってくる。今回のようなデータも参考に、自分の使用エリア等も考慮して決めていきたい。