Tag Archives: ワイモバイル

「危険、水ぬれ充電」、携帯各社が充電時の注意を呼びかける

 5月27日、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)、NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ソフトバンクモバイルは、モバイルデバイス等の充電時における事故防止のための、安全充電啓発ロゴとキャッチフレーズを新設したと発表した。

DN20150527001_001

 本発表の背景には、昨今、スマートフォンなどのモバイル機器の充電中に、充電端子が焼損した事例が発生していることが挙げられる。各キャリアホームページには安全に充電するための文章・動画を掲載されるほか、端末のカタログやポスター、スマートフォンなどの取扱説明書などに本ロゴやキャッチフレーズを掲載していく予定だという。

・各キャリアの充電の際の注意を呼びかけるページ
・NTTドコモ ホームページ:https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/safety/caution/
・au ホームページ:http://www.au.kddi.com/support/mobile/trouble/forestalling/safety/caution/
・SoftBank ホームページ:http://www.softbank.jp/mobile/support/protect/attention/
・Y!mobile ホームページ:http://www.ymobile.jp/support/relief/battery/

ワイモバイル、最軽量モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」発売開始

 4月27日、ソフトバンクモバイルはワイモバイルブランドよりPocket WiFiシリーズ最軽量となるモバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi 401HW」を発売開始した。

DN20150427001_001

 「Pocket WiFi 401HW」はコンパクトな名刺サイズの大きさに、重量約75gという軽量ボディで、軽さと持ち運びやすさを追求しているのが最大の特徴だ。電源を入れて約5秒で起動する「クイック起動」も魅力の1つだろう。製造メーカーはファーウェイとなっている。
 対応ネットワークはFDD-LTE、AXGP、W-CDMA(3G)となっており、幅広いエリアで利用できる。

 また発売に合わせて「Pocket WiFi 401HW」向けの料金プランも提供開始される。月間データ通信容量は7GBで、それを超えた場合は128Kbpsに制限されてしまう。月額基本料金は6,200円(税別、以下同)だが、3年間の継続利用が条件である「おトク割」を適用することで最大2,504円割引され、月額3,696円で利用できるようになる。(4年以降は月額4196円)。
 ただし3年以内に解約をする場合は解除料として9,500円が発生する。

 主な仕様は以下の通り。
・サイズ:約90.6(H)×56(W)×13.0(D)mm
・重量:約75g
・WiFi:IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
・ネットワーク
 W-CDMA(1.7GHz)
 FDD-LTE(2.1GHz/1.7GHz/900MHz)
 AXGP(2.5GHz)
・通信速度
 FDD-LTE(上り/下り):最大112.5Mbps/最大37.5Mbps
 AXGP(上り/下り):最大110Mbps/最大10Mbps
・連続通信時間:約6時間
・連続待受時間:約440時間
・バッテリー:1,500mAh
・最大同時接続台数:10台

ソフトバンクモバイル、BB、テレコム、ワイモバイルが合併、「ソフトバンク」「Y!mobile」のブランドは引き続き提供

 4月1日、既報の通りソフトバンクモバイル株式会社はソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社との合併を完了した。既存サービスのブランド名は維持し、携帯電話事業においても「ソフトバンク」「Y!mobile」の2ブランドを引き続き提供していく。

 本合併によって各社が有する経営資源をさらに集約して国内通信事業の競争力を一層強化することで、企業価値の最大化を図っていく他、IoTやロボット、エネルギー等の分野でも事業を拡大していくという。新会社の代表取締役会長には孫正義氏、代表取締役社長 兼 CEOには宮内謙氏が就任している。
 取締役は以下の通り。
DN20150402004_002

ワイモバイル、手軽なウェアラブル活動量計「UP MOVE」の取扱いを開始

 3月20日、ワイモバイルおよびウィルコム沖縄はアプリと連動することで運動、睡眠、食事など日々の活動を記録できるアクティビティトラッカー「UP MOVE」の取扱いを開始した。価格は6,112円(税抜)。

 「UP MOVE」は付属の専用クリップで胸ポケットやベルト、ジーンズのコインポケットなどに身に付けることができ、スマートフォンとワイヤレス同期することで一日の歩数、運動量、消費カロリー、睡眠時間を簡単に記録することができるウェアラブルデバイス。専用アプリ「UP」のSmart Coach機能により、ライフログデータに基づいた健康管理アドバイスを受けることができる。
 ワイモバイルでは取り扱い開始を記念して、初回購入特典として腕時計感覚で手首に装着できる専用ストラップを数量限定でプレゼントするという。

DN20150320003_002

 「UP MOVE」のサイズは27.64mm x 9.75mmで、重量は6.8g。Bluetooth4.0BLE、3軸加速度センサー、生活防水に対応。またボタン型のリチウム電池の採用により、最長6ヶ月の連続使用が可能。

Android TVを初搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」、ソフトバンクグループにて発売開始

 2月27日、「Android TV」を世界で初めて搭載したメディアプレイヤー「Nexus Player」がGoogle Playの他、ソフトバンクモバイルやワイモバイル、家電量販店にて販売開始された。価格は1万2800円(税抜)。

DN20150227002_001 DN20150227002_002

 「Nexus Player」はテレビとHDMI接続することで、YouTubeや音楽、ゲームなど「Android TV」に対応した様々なコンテンツを大画面で楽しめるようになるものだ。似たような機器では「Apple TV」や同じくGoogleの「Chromecast」が存在するが、「Nexus Player」の最大の特徴は「Android TV」を搭載することだろう。
 「Android TV」はGoogleが提供しているテレビ向けプラットフォームであり、Android OSを採用することでテレビ上でスマートフォンのコンテンツを体験できるようになる他、iOSを含むスマートフォンとの連携ができるようになっている。具体的にはテレビという大画面でYouTubeやGoogle Play ムービー&TVなどオンデマンド配信といった映像コンテンツを楽しめるようになるだけでなく、スマートフォンやタブレットの画面をテレビに表示できる「Google Cast」、また「Android TV」に対応しているゲームを始めとした様々なアプリを実行することができる。

 「Nexus Player」には音声検索に対応したリモコンが同梱。「Nexus Player」自体の特徴として音声検索が挙げられており、リモコンをマイクとして使うことで画面上のアプリ内だけでなくコンテンツを横断的に検索して表示してくれるなど、スムーズな操作性を追求している。また別売りだがオプションとして専用ゲームパッドも用意されており、この点は「Apple TV」や「Chromecast」との大きな差別化として捉えることができるだろう。
 
 スペックとしてはCPUにIntel Atom 1.8GHzクアッドコアを搭載し、スマートフォン以上のスペックを確保。またグラフィックにはPowerVR Series 6を採用し、処理の大きいゲームにも対応する。RAMは1GB、ストレージは8GBとなっている。

 当面の楽しみ方としては大画面テレビでWebの映像コンテンツを楽しむことに重点が置かれそうだ。YouTube、Google Play ムービー&TVだけでなく、hulu、TED、TuneInといったサードパーティ製のものにも対応し、国内ではGYAO !やU-NEXTも対応予定だという。
 ただし本体にTVチューナーを内蔵していないため、テレビとWebを横断するようなスマートTVのような使い方はできないので留意したい。

 なお発売と同時にワイモバイルではキャンペーンも実施され、NTTドコモ、KDDIからMNPで「Nexus 6」を新規契約するとNexus Playerが無料でプレゼントされる。また既存の契約者向けには「AQUOS CRYSTAL」に機種変更すると、同じく無料でプレゼントされる。また購入者全員にGoogle Playで利用できる2,000円分のコードプレゼントも実施される。

ソフトバンク、ソフトバンクモバイル、ワイモバイルなどグループ子会社4社を合併へ

 ソフトバンク株式会社は2015年4月1日を効力日として、子会社であるソフトバンクモバイル株式会社、ソフトバンクBB株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社、ワイモバイル株式会社の4社を合併することを取締役会で決議したと発表した。合併はソフトバンクモバイルに統一する吸収合併方式となっている。

 ソフトバンクモバイルは「ソフトバンク」ブランドで移動通信サービスを、ソフトバンクBBはブロードバンドサービスを、ソフトバンクテレコムは固定電話やデータ通信などの通信サービスを、ワイモバイルは「Y! mobile」ブランドで移動通信サービスをそれぞれ提供してきたが、本合併により国内通信事業の競争力を一層強化することで、企業価値の最大化を図ることが今回の目的としている。なお移動通信サービスについては「ソフトバンク」「Y! mobile」の2ブランドは残し、引き続き提供していくようだ。

 今回の問題となりそうなのが周波数帯の割り当てだ。LTE-Advanced向け3.5GHz帯の割り当てにおいて、グループ内の周波数帯の相互利用を問題視されソフトバンクとワイモバイルが同時申請できなかったことが話題となった他、総務省は携帯電話会社3グループに周波数が集約されるのを問題視しているのもある。今回の大合併でソフトバンクモバイルは多くの帯域を保有することになるが、総務省がこの点をどう判断するかも焦点となってくるだろう。更にソフトバンクモバイルとワイモバイルが合併することで、事業者シェアにおいてソフトバンクモバイルがKDDIを抜いて2位になるのも見過ごせない。今後の展開に注視していきたい。

総務省発表 平成25年度第3四半期の携帯電話事業社別シェア

総務省発表 平成25年度第3四半期の携帯電話事業社別シェア

ワイモバイル、ハート型の通話特化型PHS「Heart 401AB」を発表

 1月21日、ワイモバイルはハート型のPHS「Heart 401AB」を発表した。通話時には本体をひねることでストレート型に変形させて使用する。3月下旬に発売予定。

DN20150127002_001

DN20150127002_002

 「Heart 401AB」はエイビット製のPHSで「ファッションやオシャレに敏感で、こだわりのあるアイテムや流行を先取りするような女性に持ってもらいたい」という思いをコンセプトにしたデザインケータイとなっている。非常にコンパクトなデザインとなっており、あくまで音声通話のみに特化したモデルだ。操作はタッチセンサー式となっており、電話帳もスマートフォンから、アプリを通じて簡単転送できる。

 iPhoneも含めスマートフォンは5インチを超える大きさが標準的となってきており、咄嗟に電話に出たりする際に女性にとっては使い辛さを感じるサイズだろう。こうした電話のみに特化したモデルも確かな需要が見込めそうだ。
 なお料金プランはワイモバイルの月額1,381円(税抜)の「ケータイプラン」を利用することになる。端末代金は一括価格で35,280円、36回払いの割賦で購入する場合は1ヶ月あたり980円となり、月月割りを適用することで630円引かれ、実質負担金は350円となる。

 スペックは以下のとおり。
・サイズ
ハート型時:約68(W)×68(H)×26(D)mm
ストレート型時:約43(W)×93(H)×26(D)mm
・重さ:約54g
・液晶:0.9インチ
・解像度:128×36ドット
・連続待受時間:約160時間
・電話帳:100件
・その他機能:緊急速報、センター留守番電話機能、着信転送サービス

ワイモバイル、シェアプラン開始と同時にLTE対応Androidタブレット「MediaPad M1 8.0 403HW」発売開始

 12月4日、ワイモバイルはスマホのデータ通信量をタブレットやInternet of Things(IoT)製品などに分け合える新サービス「シェアプラン」を開始した。シェアプランは「スマホプランS/M/L」の契約を親回線として、最大3回線の子回線を追加し、親回線とデータ通信量を分け合うことができるサービスだ。オプション料金はデータ容量が大きくなるほど安くなり、「スマホプランL」の場合は「シェアプランセット割」によって基本使用料無料で利用できる。

DN20141212005_001

 基本的にSIMフリーのタブレットやスマートフォンなら利用できるようだ。またシェアプランに合わせてワイモバイルでは初となるLTE対応Androidタブレット「MediaPad M1 8.0 403HW」も4日に発売開始した。
 「MediaPad M1 8.0 403HW」はファーウェイ製のAndroid4.4搭載タブレット。グローバル版では既に発売されており、ワイモバイルから発売される端末はSIMロックモデルとなっている。液晶は8インチのWXGA(1280×800)IPS液晶ディスプレイを搭載、カメラはメインに500万画素、インカメラに100万画素のものを備える。前面に設置されたデュアルスピーカーとファーウェイ独自の「スーパーワイドサウンド」によって迫力あるサウンドを楽しめるのが特徴だ。またYahoo!ブラウザ、Y!mobileメールの他にYahoo!カーナビがプリインストールされているのでカーナビ代わりにも扱える。

DN20141212005_003

 端末価格は一括払いの場合24,000円(税別)。本機単体でも契約できるが、上記したシェアプランに対応しているので、そちらの方の利用を主に想定していると思われる。シェアプラン適用時の料金は以下の通り。スマホプランLとシェアプランなら利用料が実質無料になり、端末代金だけで利用できることになる。

DN20141212005_002

 「MediaPad M1 8.0 403HW」のスペックは以下の通り。
・OS:Android4.4.2
・CPU:KIRIN910 1.6GHz(クアッドコア)
・メモリ:1GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSDHC(最大32GB)
・液晶:8インチ IPS液晶
・解像度:WXGA(1280×800)
・バッテリー容量:4,800mAh
・連続待受時間:約900時間(4G)
・メインカメラ:500万画素
・インカメラ:100万画素
・サイズ:約214.4(H)×120(W)×7.9(D)mm
・重量:約340g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・Bluetooth4.0対応
・対応周波数帯 4G(FDD-LTE方式):1.7GHz・2.1GHz/3G(W-CDMA方式):900MHz・2.1GHz
・ボディカラー:ダークブルー、クラウド ホワイト

ヤフー、ソフトバンクからのイー・アクセス株式取得を中止

・ヤフーがソフトバンク子会社のイー・アクセスの株式取得の中止を発表
・イー・アクセスとウィルコムは合併し「ワイモバイル」として始動する

 
 
 ヤフー株式会社は5月19日、ソフトバンク株式会社からイー・アクセスの株式を取得する予定を中止すると発表した。当初、イー・アクセスの買収によってヤフーがデータ通信に特化したインフラ事業へ参入するとしていたが、それが撤回されたこととなる。

 中止の理由は「ヤフーがイー・アクセスを子会社化して自らインフラを手がけるよりも、ヤフーはサービス、イー・アクセスはインフラというそれぞれの強みを生かした協業の形で事業を進めていくことが望ましい」という結論に至ったため。

 なおイー・アクセスは予定どおり2014年6月1日を効力発生日として株式会社ウィルコムと合併し、新会社名はワイモバイル株式会社となる予定。

 ヤフーによる株式取得が発表されたとき、ヤフーの宮坂社長はスマートフォン(スマホ)の普及が成長のカギを握るとの見方を示したうえで「事業を伸ばすには自身でスマホの普及を加速させた方が良いと判断した」と説明するなど、ヤフー側のメリットを明示したいた。一方大手メディアでは多額の資金が必要になることから、ヤフーの株主にとってはデメリットとなるとも思えるイー・アクセス株取得については、批判記事も掲載されていた。今回株式取得が中止された本当の理由は分からず、不信感が生まれてしまったことは確かだが、いずれにしろ各社がもつサービス価値が、顧客目線でのシナジー効果を生み出されることに期待したい。