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ついに格安スマホに国内有名メーカーが参戦――イオンスマホ、富士通製「ARROWS M01」発売開始

 12月5日、イオンとビックローブ株式会社はイオンスマホ第4弾となる富士通製Androidスマートフォン「ARROWS M01」を発売開始した。イオンスマホのメインターゲットとなっているシニア層から国産メーカーの端末が欲しいという要望を受けての発売となり、端末代金含めて月額2,880円(税抜、以下同様)から利用できる。

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 「ARROWS M01」は富士通の法人向け端末をベースに開発されたSIMフリースマートフォン。OSはAndroid4.4搭載、4.5インチ高精細有機ELディスプレイに800万画素のカメラを備える。防水・防塵対応の他、富士通独自のヒューマンセントリックエンジン技術によって通話の快適さも追求されていたりと、フラグシップ機にこそ叶わないが、十分な機能をもつ。
 スマートフォン初心者向けの端末にもなっており、操作がわかりやすいシンプルホームアプリを採用。文字入力もATOKを搭載し、手書き入力にも対応している。
 
 プランは「BIGLOBE LTE・3G 音声スタートプラン」となっており、プラン料金1,350円に端末分割代金1,530円(24回払い)を加えた月額2,880円から利用可能。月間のデータ通信容量は1GB、下り最速150Mbpsとなっており、1GB使いきった場合は200kbpsに制限される。また購入後であれば月間データ通信容量が5GBとなる月額1,650円のプランにも変更できる。音声通話は30秒/20円。
 
 シニア層から支持を集め、先日オリコンの顧客満足度ランキングで1位を獲得したイオンスマホにいよいよ国産スマートフォンが投入された。スマートフォンに対する「値段が高い」「難しそう」といった声に対して各MVNO会社は取り組んできたが、フィーチャーフォンから親しんできた国産メーカーの割安な端末は中々用意されてこなかった。現在MVNO業界が取り込みを狙っているシニア層などには有名国産メーカーだと安心して使えるという意見は根強く、「ARROWS M01」がイオンスマホ以外からも発売されれば、これまで海外メーカーが多数を占めていた格安スマートフォン市場に大きなインパクトを与えそうだ。

 「ARROWS M01」のスペックは以下のとおり。
・OS:Android4.4
・CPU:MSM8926 1.2GHz Quad Core
・メモリ:1GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSDXC(最大32GB)
・液晶:4.5インチ有機ELディスプレイ
・解像度:1280×720
・バッテリー容量:2500mAh
・連続待受時間:約700時間(LTE使用時)
・メインカメラ:800万画素
・インカメラ:130万画素
・サイズ:約138(H)×67(W)×10.9(D)mm
・重量:約153g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・LTE対応周波数:2GHz/1.8GHz/1.5GHz/800MHz
・3G対応周波数:2GHz/800MHz
・Bluetooth4.0、NFC、防水・防塵(IPX5/IPX8・IP5X)に対応
・カラーはブラックとホワイトの2色

ワイモバイル、シェアプラン開始と同時にLTE対応Androidタブレット「MediaPad M1 8.0 403HW」発売開始

 12月4日、ワイモバイルはスマホのデータ通信量をタブレットやInternet of Things(IoT)製品などに分け合える新サービス「シェアプラン」を開始した。シェアプランは「スマホプランS/M/L」の契約を親回線として、最大3回線の子回線を追加し、親回線とデータ通信量を分け合うことができるサービスだ。オプション料金はデータ容量が大きくなるほど安くなり、「スマホプランL」の場合は「シェアプランセット割」によって基本使用料無料で利用できる。

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 基本的にSIMフリーのタブレットやスマートフォンなら利用できるようだ。またシェアプランに合わせてワイモバイルでは初となるLTE対応Androidタブレット「MediaPad M1 8.0 403HW」も4日に発売開始した。
 「MediaPad M1 8.0 403HW」はファーウェイ製のAndroid4.4搭載タブレット。グローバル版では既に発売されており、ワイモバイルから発売される端末はSIMロックモデルとなっている。液晶は8インチのWXGA(1280×800)IPS液晶ディスプレイを搭載、カメラはメインに500万画素、インカメラに100万画素のものを備える。前面に設置されたデュアルスピーカーとファーウェイ独自の「スーパーワイドサウンド」によって迫力あるサウンドを楽しめるのが特徴だ。またYahoo!ブラウザ、Y!mobileメールの他にYahoo!カーナビがプリインストールされているのでカーナビ代わりにも扱える。

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 端末価格は一括払いの場合24,000円(税別)。本機単体でも契約できるが、上記したシェアプランに対応しているので、そちらの方の利用を主に想定していると思われる。シェアプラン適用時の料金は以下の通り。スマホプランLとシェアプランなら利用料が実質無料になり、端末代金だけで利用できることになる。

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 「MediaPad M1 8.0 403HW」のスペックは以下の通り。
・OS:Android4.4.2
・CPU:KIRIN910 1.6GHz(クアッドコア)
・メモリ:1GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSDHC(最大32GB)
・液晶:8インチ IPS液晶
・解像度:WXGA(1280×800)
・バッテリー容量:4,800mAh
・連続待受時間:約900時間(4G)
・メインカメラ:500万画素
・インカメラ:100万画素
・サイズ:約214.4(H)×120(W)×7.9(D)mm
・重量:約340g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・Bluetooth4.0対応
・対応周波数帯 4G(FDD-LTE方式):1.7GHz・2.1GHz/3G(W-CDMA方式):900MHz・2.1GHz
・ボディカラー:ダークブルー、クラウド ホワイト

KDDI、海上でも通信できる衛星通信モバイルルーター「イリジウム GO!」発売開始

 12月5日、KDDIはイリジウム衛星を利用したモバイルルーター「イリジウム GO!」の販売を開始した。
 イリジウムとは、ほぼ全世界をカバーする66機の人工衛星を利用したデジタル衛星携帯電話システムであり、屋外の空が見える場所であれば山地や海上でも通信が可能であるのが特徴だ。日本国内ではKDDIのみが使用免許を持つ電気事業者となっている。

 今回発売された「イリジウム GO!」は上述したイリジウムを利用し、どこでも音声通話やデータ通信が可能となる衛星端末となっている。災害時での利用を想定しており、防水・防塵性能の他、米国国防総省が制定した軍事規格「MIL-STD-810F」に準拠する耐久性を持つ。Wi-Fi範囲は半径約30m。

 利用するにはスマートフォン、タブレットに専用アプリ(iOS、Androidに対応)をインストール必要があり、通話やSMS、GPS、最速2.4kbpsのデータ通信が使用できる。最長20メートルのアンテナケーブルを利用すれば屋内でも利用でき、車内でもアンテナをルーフトップに設置することで安定的に通信が利用できるようになる。
 2.4kbpsながらデータ通信は可能なので、東日本大震災でも有効な情報源となったTwitterを始めとするSNSも使用可能だ。

 利用料金は、契約料が10,000円で月額基本料金が5,000円。固定電話・携帯電話宛ての電話が63円/20秒、イリジウム衛星携帯電話宛が40円/20秒、その他の衛星通信端末宛が572円/20秒。データ通信量は固定電話・携帯電話宛と同じ20秒63円。SMS送信は1回につき58円。電話着信やSMS受信は無料。料金は全て免税となっている。

KDDI、軽量にして超高精細ディスプレイ搭載のタブレット「GALAXY Tab S SCT21」発売開始

 12月4日、KDDIはキャリアアグリケーション、WiMAX2+に対応したAndroidタブレット「GALAXY Tab S SCT21」を発売開始した。価格は一括払いで81,000円、毎月割を適用した場合は実質負担金額32,400円となっている。

 「GALAXY Tab S SCT21」はサムスン製の約10.5インチAndroidタブレットであり、液晶の鮮やかさに特質があると言えよう。液晶はWQXGA(2560×1600ドット)の「スーパー有機EL (Super AMOLED) ディスプレイ」を搭載。これまでより緑系の色合いを鮮やかに表現できるようになったことで、目で見たものに近い色合いを実現できるという。
 大きさもA4サイズ以下に抑え、薄さ6.6ミリ、重さ約467gの軽量設定のため10.5インチという大画面ながら、持ち運びがしやすくなっている。
 他にも複数のアプリを同時に表示する「マルチウィンドウ」、WiFi接続によってGALAXYシリーズのスマートフォンを遠隔操作できる「SideSync」、パソコンを遠隔操作したり、タブレットとパソコン間でファイルをドラッグ&ドロップで移動できる「Remote PC」等の機能を備える。
 ビジネス向け機能も重視しており、専用アプリを使用することで、同一のアクセスポイントに繋がっていれば1台のタブレットから複数人にファイルを共有して電子会議ができる「e-Meeting」、PC同様に操作が可能な文章作成アプリも搭載する。

 キャリアアグリケーション、WiMAX 2+には対応するものの、おサイフケータイや防水、防塵等の機能は搭載していない点は留意すべきだろう。カラーはDazzling Whiteのみとなる。au +1 collectionではブックタイプケースの他、本機をノートパソコンのように扱える専用キーボードも発売される。

 なおKDDIでは12月4日より、「GALAXY Tab S」を新規購入したユーザーを対象に、本体価格から最大15,000円を割り引く「GALAXY Tab Sデビュー割」を開始している。

 スペックは以下の通り。
・OS:Android4.4
・CPU:Qualcomm Snapdragon 800 2.3GHzクアッドコアプロセッサ
・メモリ:3GB
・本体容量:32GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:約10.5インチWQXGA(2560×1600)Super AMOLEDディスプレイ
・バッテリー容量:7900mAh
・連続待受時間:1220時間(LTE)
・メインカメラ:有効約800万画素
・インカメラ:有効約210万画素
・サイズ:約177(H)×247(W)×6.6(D)mm
・重量:約467g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.1対応、フルセグ/ワンセグ、NFCに対応

小田急グループ、無料Wi-Fiサービス「odakyu Free Wi-Fi」開始――箱根の駅や小田急車内で利用可能に

 12月1日より、小田急グループは国内外のユーザー向けに無料公衆無線LANサービス「odakyu Free Wi-Fi」を開始した。多くの旅行者が訪れる新宿駅、箱根エリア、また両拠点を快適に結ぶロマンスカー車内において提供され、専用アプリをインストールすることで利用可能となる。

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 今回のサービスはKDDI株式会社、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレス、株式会社NTTデータ、株式会社アイリッジと連携することで開始される。近年のスマートフォンやタブレット端末の普及によって外出先で高速かつ気軽に利用できる無料インターネット環境への需要が高まっており、特に訪日旅行者については3人に1人が旅行中
に困ったこととして「無料 Wi-Fi がないこと」を挙げていることがサービス開始の背景にある。
 対象エリアは小田急線新宿駅、小田急線小田原駅、ロマンスカー(VSE・EXE)車内、箱根湯本駅、強羅駅、早雲山駅、大涌谷駅、桃源台駅・港、箱根町港、元箱根港、箱根海賊船内と箱根の主要エリアはカバーされている。

 利用するには専用アプリ「odakyu Free Wi-Fi」(iOS、Androidに対応)をダウンロードする必要があり、アプリのダウンロード用に一時的にインターネットを利用することも可能だ。ダウンロード後、アプリを立ち上げFacebook、Twitter、Google、Yahoo! JAPANのいずれかのアカウント、もしくはSMSにて認証を行うことでWi-Fiが使えるようになる。利用可能な期間は30日間、対応言語は本語、英語、簡体字、繁体字、韓国語、タイ語の6種類。利用方法が詳細に記載されたガイドブックもサービス対象エリアにて配布される。
 箱根情報サイト「箱根ナビ」にもダイレクトにアクセスすることが可能になっており、時刻表、駅構内図、路線図、観光情報(富士山・食事など)の情報が手軽に得ることができる

 また併せて従来から提供していた公衆無線LANサービス(「au Wi-Fi SPOT」、「Wi2 300」)のエリア拡張も発表された。現在、小田急全70駅やロマンスカー・EXE車内にて利用可能だった公衆無線LANサービスが、新たにロマンスカー・VSE車内や箱根エリアの主要駅・港(箱根湯本駅、強羅駅、早雲山駅、大涌谷駅、桃源台駅・港、箱根町港、元箱根港)、箱根海賊船内でも利用できるようになる。

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 都営地下鉄、東京メトロに続き小田急と主要な公共交通機関が無料の公衆無線LANサービスを開始したのは歓迎したい。訪日外国人だけでなく、日本人でも利用できるのも嬉しい点だ。一方でこうした恩恵を受けるにはスマートフォンは益々必須となってきたといえよう。主要キャリアや各MVNO事業社はスマートフォン普及のために未だ4割近く残るフィーチャーフォンのユーザー層を狙っているが、こうした電波インフラの面でもアピールしていきたい。

CCCが「TSUTAYA mobile」を立ち上げMVNO参入を発表、来秋にはオリジナルスマートフォンも

 12月1日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC)は、スマートフォンなどのデジタルデバイスサービスを展開するCCCモバイル株式会社を設立し、MVNO事業に参入すると発表した。詳細はまだ未定だが、「TSUTAYA mobile」というブランドを立ち上げ、TSUTAYA、エンタテインメント・コンテンツ、Tポイント、T-SITEなど、CCCグループが展開するカルチュア・インフラを活用したオリジナルスマートフォンを来年秋を目処に発売する。このオリジナルスマートフォンは全国のTSUTAYA店頭、専用WEBサイト、SNSなどを通じてユーザーの声を広く集めることで、より顧客価値の高いスマートフォンを実現するという。

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 またCCCモバイルは、スマートフォンアクセサリー専門店「UNiCASE」を展開する株式会社エム・フロンティア、ならびに中古PC・携帯電話を取り扱う株式会社イオシスとの資本提携を行うことを併せて発表した。
 両社が持つアクセサリー類や周辺機器、リユースのノウハウなどを最大限に活かすことで、来春オープン予定の東京・二子玉川や大阪・梅田といった、蔦屋家電及び蔦屋書店、TSUTAYA内に「TSUTAYA mobile」を出店し、スマートフォンをより楽しめるライフスタイル提案を行っていくようだ。詳細は1月1日に公式サイトより発表される。

 多様な店舗と提携しているTカードを手がけるCCCというビッグネームがついにMVNOに参入する。自社でノウハウは持たないが、その点は他社と業務提携を行うことによって補い、来春からのサービス開始を目指すようだ。「TSUTAYA mobile」は自社のエコシステムに組み込むオリジナルスマートフォンを開発するということだが、CCCはTカードによる巨大な情報インフラを保有するため、それらを駆使したMVNOにおける新たな価値提供に期待したい。
 一方で日本では発売されていないが、「TSUTAYA mobile」と同じように自社インフラを組み込んだスマートフォンを開発・販売しつつも苦戦を強いられている米Amazonという例もある。更にMVNOは非常に潮流の早い業界でもあり、来秋での発売を目指すとのことだが、この発表から1年という期間のために時代に遅れたサービスを提供することにもなりかねない。期待が大きい分、評価も厳しくみていきたい。

「OCN モバイルONE」がMVNO顧客満足度1位を獲得、「スマホ同時購入」ではイオンスマホが受賞

 12月1日、オリコンは顧客満足ランキング「MVNO」編を発表した。「会社の信頼性」「費用・プラン」「加入契約手続き・条件」「通信品質・機能」「会員向けサービス」の5項目を合計した総合部門では「OCN モバイルONE」が1位を受賞し、また「スマホ同時購入」のランキングでは「イオンスマホ」が1位を獲得している。

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 調査期間は2014年10月8日から10月15日まで。調査対象は全国18歳以上の過去3年以内にMVNOを3ヶ月以上継続して利用したことがあり、かつMVNOの選定に関与した人で、サンプル数は2,800となっている。

 1位の「OCN モバイルONE」は全5項目のうち「会社の信頼性」「費用・プラン」「加入契約手続き・条件」の3つの項目で1位を獲得。

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 その要因として同社担当者は「とにかくスピード重視の市場ですので、これまでとは桁違いのスピード感でサービス開発してきました」とスピード感を挙げている。更にソーシャルメディアからも情報収集を行い、サービス提供をしてきたことも成果につながったと話す。OCNのMVNO戦略については以前のセミナー記事「【NTT Communications Forum 2014】MVNOシェアトップ、OCNの戦略とは――セミナー「NTTコミュニケーションズのMVNO戦略」」でも取り上げたが、その取り組みがそのままユーザーから評価されたといえよう。また12月1日より新たに「音声通話SIM」を開始し、更なるユーザー満足を目指す。
 総合2位は「通話品質・機能」「会員向けサービス」の2項目で1位を獲得した「IIJmio」、3位には「BIC SIM」が続いている。
 
 MVNO業界では格安SIMとスマートフォンのセット販売にも力を入れているが、この部門では「イオンスマホ」が1位となった。「月額料金が高い」「2年縛りが嫌だ」「契約解除料が高い」といったライトユーザーからの不満に応えるプランを用意した他、「主に50歳以上の方にご支持をいただいております」とある通り、シニア層をターゲットに据えた戦略が実を結んだようだ。更に国産メーカーの端末を用意して欲しいという要望に答え、今月5日から富士通製のAndroidスマートフォン「ARROWS M01」を発売する。

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 2位にはMVNOで唯一KDDIの回線を利用している「mineo」、3位には「BIGLOBE・3G」となっている。1位の「イオンスマホ」もBIGLOBEのSIMを利用しているので、端末とのセット販売という点ではBIGLOBEはユーザーから評価されているようだ。
 

2014年上期タブレット端末出荷台数は前年同期比20.8%増、今後はセルラーモデルが市場を牽引か

・2014年度上期タブレット端末出荷台数は前年同期比20.8%増の413万台
・Appleが179万台(シェア43.3%)で半期別の出荷台数シェア9期連続1位
・OS別台数シェアはAndroid 198万台(47.9%)が1位
・2014年度通期は910万台(前年度比21.7%増)と予測

 
 
 MM総研は11月20日、2014年度上期(2014年4月~2014年9月)の国内タブレット端末(「Wi-Fiタブレット」および「セルラータブレット(キャリアの3G/LTE通信網が利用可能。SIMフリータブレットを含む」)の出荷台数の調査結果を発表した。出荷台数は前年度比20.8%増の413万台となり、半期別の出荷台数としては過去最高となったほか、2014年からNTTドコモがiPadの取扱いを開始したことで、Androidを含めたセルラータブレットが再び市場を牽引していると分析している。

 2014年度上期のメーカー別出荷台数・シェアは Apple(シェア43.3%)が1位を獲得。日本でタブレット端末が登場した2010年度上期から9半期連続でのシェア1位を維持している。2位はGoogleとの共同開発による「Nexus 7」および自社ブランド端末も展開するASUS(12.8%)。以下、3位 ソニー、4位 シャープ、5位 富士通の順となった。

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 OS別出荷台数・シェアはAndroidがiOSを上回った。AndroidがiOSを上回るのは2013年度下期から2半期連続。

 今後のタブレット市場は、キャリアモデルおよびSIMフリー端末を含めたセルラータブレットの拡大傾向が続く見通しであるという。2013年度には苦戦した9インチ以上のホームタブレットが再び増加していくと分析しており、ホームタブレットは現在10インチ前後が主流となっているが、今後は11インチ以上の大画面タブレットの製品および台数が拡大すると予測している。

 MM総研では2014年度通期のタブレット出荷台数を910万台、前年度比21.7%増と予測。2015年度以降は、2015年度:1030万台、2016年度:1130万台、2017年度:1240万台、2018年度:1330万台と年々徐々に増加していくと予測。2015年度には1000万台規模に達するものの、増加ペースは徐々に落ちていくという。

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 タブレット市場の拡大を牽引するキーワードに変化が見られ、2012年度下期から2013年度にかけてはNexus 7に代表される9インチ未満の低価格Androidタブレットが市場の拡大を牽引しそれに伴いWi-Fiタブレット、モバイルタブレットの台数比率がそれぞれ増加したが、2014年度に入るとNTTドコモのiPad取扱い開始およびモバイルキャリア間の競争や新料金プランの影響もあって、セルラータブレットの出荷台数比率が増加。またスマートフォンの大画面化を受けて、高価格帯となる9インチ以上のホームタブレットの台数比率が上昇。キャリアはnスクリーン戦略(複数の端末で同様の通信サービス・コンテンツを提供)を着々と推し進めていると分析している。

 今後、円安によるタブレット端末価格の実質値上げが予想されるなかで、端末の初期費用を抑えることができるセルラータブレットが強みを発揮するする他、市場押し上げ要因として、拡大が進むMVNO事業者の格安SIMカードを活用したSIMフリー端末の増加が見込まれる点や、Windowsタブレットの低価格モデルの拡大といった点を挙げており、買い替え需要を含めたタブレットの市場規模は堅調に増加していくと見られるとしている。

ソフトバンク、シニア向けの”分かりやすい”スマートフォン「シンプルスマホ2」発売

 11月28日、ソフトバンクモバイルはシャープ製のAndroidスマートフォン「シンプルスマホ2」を発売開始した。前モデルより液晶が大きくなった他、シンプルな専用ホーム画面、分かりやすい大きな物理キーを配置するなど、フィーチャーフォンからスマートフォンへの乗り換えなどで、初めてスマートフォンに触れるというシニア層をターゲットとしている。カラーはシルバー、ピンク、ネイビーブラックの3色。

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 液晶は4.5インチHD(1280×720ドット)ディスプレイを搭載。OSはAndroid4.4を採用。カメラは800万画素のものを備え、NightCatch機能により薄暗い場所でも綺麗に撮れる。バッテリーは容量は2400mAhとなっており、3日間を超えても利用できるという。通信はLTEに対応するほか、IPX5/IPX7の防水機能も付いている。

 シニア向けということもあり、操作性は非常に分かりやすいものとなっている。ホーム画面には専用の「シンプルラインホーム」を搭載。文字やアイコンは大きく表示され、見やすく使いやすいデザインだ。また上下のスクロールだけでメニュー画面の切り替えができ、多くの機能が使えるレイアウトとなっている。画面下部にはよく使う連絡先を3件まで登録できる。
 電話、メール、ホームの物理キーも配置され、例えば他の機能を使っていてもボタンを押すだけで電話に出られるなど、安心して操作できるようになっている。またロック中でもボタンを押せばロック解除することなくスムーズな操作を可能としている。
 ブラウザの文字の拡大もURLバー部に設置された文字サイズボタンで簡単にでき、また虫眼鏡ボタンをタッチすることで画面の一部分を拡大表示する「かんたんズーム」機能も備える。
 通常のAndroidスマートフォンのようにGooglePlayからアプリをインストールすることは出来ないが、LINEやYahoo!地図、乗換案内などの使用頻度の高いと思われるアプリはプリインストールされている。

 料金プランは専用のものが用意され、「通話し放題」の基本プラン2700円、「S!ベーシックパック」のインターネット接続基本料300円、「データ定額パック(200MB)」の2,000円を合計した、月額5,000円から利用できる。ソフトバンクでフィーチャーフォンを利用する料金より、こちらのほうが1,000円安くなっているという。ただし200MBのデータ定額パックは、通常のデータ定額パックと比較すると割高に感じられるだろう。

 シンプルスマホ2の発売に合わせて、複数のキャンペーンが実施される。ソフトバンクの3G携帯電話から本機種に機種変更すると最大14,400円割引される「シンプルスマホ2 スマホデビューキャンペーン」や、購入者の中から抽選で全国の大江戸温泉物語グループで利用できる1泊2日のペアチケットやLINE プリペイドカード3,000円分がプレゼントされる「シンプルスマホ2で楽しもう!キャンペーン」といったキャンペーンの他に、体験イベントも実施。ANAセールスと提携してシンプルスマホ2の魅力を沖縄旅行で体験できるスペシャルツアーや、大江戸温泉物語の温泉施設にてタッチ&トライイベントを開催するという。

 端末の仕様は以下の通り。
・OS:Android4.4
・CPU:MSM8926 1.2GHzクアッドコア
・メモリ:1.5GB
・本体容量:8GB
・外部メモリ:microSDXC(最大132GB)
・液晶:4.5インチ TFT液晶
・解像度:HD(1280×720)
・バッテリー容量:2400mAh
・連続待受時間:約560時間(FDD-LTE)
・メインカメラ:800万画素
・インカメラ:120万画素
・サイズ:約134(H)×65(W)×11.1(D)mm
・重量:約132g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n
・Bluetooth4.0対応
・防水、ワンセグ、赤外線通信、テザリング機能に対応

JR西日本、特急「はるか」車内にて訪日外国人向け無料Wi-Fiサービスを12月1日よりスタート

 11月25日、JR西日本は訪日外国人向けに特急「はるか」の車内で無料Wi-Fiサービス開始すると発表した。JR西日本としては、駅や駅ビルなどで展開している無料Wi-Fiサービスを列車内で提供するのは今回が初めてとなる。UQコミュニケーションズ株式会社、株式会社ワイヤ・アンド・ワイヤレスの協力を得ながら進めているという。

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 サービス提供は12月1日以降順次開始され、平成27年7月末までに特急「はるか」全車両に整備完了予定。SSIDは「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」で、サービス提供車両には専用ステッカーが貼付される。
 利用するには事前にJR西日本の英語、中国語サイトなどでゲストコードを取得する必要があり、提供車両で「JR-WEST_FREE_Wi-Fi」を選択し、ログイン画面でゲストコードを入力すると無料で接続できるという。事前に取得していない場合には京都駅ビル、大阪ステーションシティ、天王寺ミオのインフォメーション、もしくは関西空港の第1ターミナルビル1階のインフォメーションでも取得できる。

 今のところ訪日外国人向けとなっているが、ゲストコードを入力するログイン画面には外国語だけでなく日本語も用意されているので、近い将来には日本人向けにも開放される可能性もある。都営地下鉄と東京メトロでも同日から無料Wi-Fiサービスが開始され、公共機関におけるネットインフラは着実に広まりつつある。2020年に向けて漸次すすめていってもらいたい。