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九州通信ネットワークはMVNOサービス「BBIQスマホSIM d」開始へ、UQ mobileの取り扱いも

 九州通信ネットワーク(略称:QTNet)は3月2日より、NTTドコモの回線を利用したMVNOサービス「BBIQスマホSIM d」の提供を開始すると発表した。

 「BBIQスマホSIM d」は「データ通信」「データ通信(SMS機能付き)」「音声通話」の3タイプのSIMカードを用意しており、「音声通話」の場合はNMPにも対応する。最大通信速度はダウンロードは150Mbps、アップロードは50Mbps。
 月間のデータ容量はどのタイプも一律2GBとなっており、翌月まで容量を繰り越すことが出来る。なお容量を超過した場合は200kbpsまで制限され、追加のデータ容量の購入は用意されていないようだ。

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 料金は「データ通信」タイプが月額900円(税抜、以下同)、「データ通信(SMS機能付き)」タイプが月額1,040円、「音声通話」タイプが月額1,600円となっている。通話料金は20円/30秒で、転送電話、迷惑電話ストップ、国際ローミング、国際電話といったオプションは無料。
 「音声通話」タイプのみ12ヶ月という最低利用期間が設けられており、12ヶ月以内に解約する場合は(12カ月-利用月数)×1000円の契約解除料が発生する。

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 SIMカードに合わせてスマートフォン、タブレットも販売される。ラインナップは「Ascend G620S」「ZenFone 5」「Ascend Mate7」「MediaPad M1」「MediaPad X1」「YOGA Tablet 2 with Windows」の6モデルが用意され、それぞれは一括払い、24回、36回の分割払いが可能だ。また購入の際にはキッティングサービスによって到着後すぐに使える状態で送られてくるようだ。

 オプションサービスとしては「スマホ安心サポート」と「端末補償サービス」の2つを用意。
 「スマホ安心サポート」は月額300円でスマートフォンやタブレットの使い方や設定方法についてオペレーターからリモートサポーを受けられるもの。またデータのバックアップや紛失時のデータ保護も可能となっている。
 「端末補償サービス」は「破損」「全損」「水濡れ」「メーカー保証期間を過ぎた自然故障」などのトラブルの際に、「BBIQスマホSIM d」対応端末であれば同一機種と交換してくれるサービスだ。端末の修理を待つことなく、機種が届き次第これまで通りサービスを利用できるのが特徴となっている。月額料金が380円。修理費用は1回目が5,000円、2回目は10,000円、3回目以降は実費となる。

 なお九州通信ネットワークの光回線の利用者を対象にキャンペンも実施される。「スタートキャンペーン」はSIMカード及び端末を同時購入すれば契約事務手数料3,000円が無料になる他、先着100名に端末を15,000円引きでされる。期間は2015年3月2日から4月30日まで。また「事前キャンペーン」も実施され、こちらはアンケートに回答することで通話 SIMカードの月額料金が6ヶ月間350円割引される。

 なおQTNetでは「BBIQスマホSIM d」と同時にKDDIバリューイネイブラーが提供している「UQ mobile」の取り扱いも開始し、「UQ mobile」が提供するプラン、スマートフォンを販売する。こちらでも、光回線の利用者は最大18,000円割引されるキャンペーンが実施される。

NTTドコモが自らMVNOへの参入を検討――Bloombergが報じる

 これまでMMOとして様々な企業に回線を貸し出しているNTTドコモだが、自らMVNO事業者として格安スマホの提供を検討していることがBloombergの報道によって明らかになった。

ドコモが格安スマホ参入検討、市場規模や採算を考慮-インタビュー

 BloombergがNTTドコモの常務執行役員である佐藤啓孝氏にインタビューしたところ、参入時期など具体的なことは未定としつつも、第2ブランドとしてMVNOを開始することを検討しているという。

 MMO自らがMVNOを立ち上げる例として国内ではKDDIの「UQ mobile」が挙げられる。これは回線の卸値が安いために大半のMVNO事業社がドコモの回線を利用している状況を打開する意図の下で立ち上げられたが、既に多数の利用者がいるドコモ自身がMVNOを開始することの意味合いはまた異なる。

 まだあくまで検討段階とのことだが、APIの制限によってMVNOのSIMではドコモ端末でテザリングできない状況もあり、もし参入を果たした場合は市場に大きなインパクトを与えそうだ。

KDDI、「直近3日間」の制限を1GBから3GBへ緩和

 KDDIがこれまで直近3日間のデータ通信量が1GBを超えた際に実施するとしている通信速度制限の条件を緩和していたことが判明した。1GBから3GBに緩和され、2015年2月1日から行われていたという。

 パケット上限を超えた際に実施される速度制限と違い、必ずしも制限されて速度低下するものではないが、ヘビーユーザーにとっては嬉しい変更だろう。一方NTTドコモは昨年末に制限を撤廃している。

NTTドコモ、「3日間で1GB」の速度制限を撤廃へ

 なおソフトバンクモバイルについてはプランによって直近3日間の制限は1GBか2GBに分かれており、今回の動きに追随するか動向が注目される。

KDDI、簡単操作をウリにしたシニア向けスマートフォン「BASIO」発売開始

 KDDIは2月13日、同キャリアでは初となるシニア向け京セラ製スマートフォン「BASIO KYV32」を発売開始した。シニア向けを謳いつつもCPUは2.3GHzのクアッドコアを採用するなど、ハイスペックな仕上がりとなっている。カラーはゴールド、ピンク、シルバーの3色。

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 「BASIO」はシニア層という明確なターゲットに向けたスマートフォンであり、初めてスマホを体験するユーザーや簡単に使いこなしたいというユーザーを意識した作りとなっている。

 ホーム画面は専用のものを採用し、大きなアイコンや文字によって迷わず操作できるシンプルな作りとなっている。本体正面には電話とメール専用の物理キーが配置されており、電話の着信時やメール受信時にはキーが光って通知してくれるため、従来のケータイと同じ感覚で安心して操作できる。また側面にはカメラ専用の物理ボタンも配置してあり、やはり迷わず操作が可能だ。操作に困ったときにはすぐに問い合わせが出来るよう、「auお客さまセンター」にアクセスできるアイコンも設けてある。

 操作のしやすさだけでなく、通話の快適性にもこだわりをみせている。VoLTEに対応しているためクリアな音質で楽しめるのは勿論、京セラではお馴染みの機能である「スマートソニックレシーバー」によって受話部を気にすることなく、画面のどこに耳を当てても通話が聞こえるようになっている。この他にも通話の音を自分好みに調整できる「聞こえ調整」や相手の声の速度を落として聞き取りやすくする「ゆっくり通話」機能も備えている。
 スペック面で見てみるとCPUには2.3GHz クアッドコアのMSM8974AB、液晶は約5インチ フルHD液晶を搭載。2014年に発売されたスマートフォンの中でも引けをとらないハイスペックな仕上がりとなっているため、性能面で不満を覚えることはないだろう。
 またIPX5/IPX8の防水およびIP5Xの防塵性能に加えて、アメリカの軍事規格に準拠した耐衝撃性も備えるため、シーンを選ばずに使えるのも特徴だ。更に3000mAhの大容量バッテリーも搭載し、3日以上の電池持ちを実現させている。
 アプリ面では家族だけとのSNS「wellnote」、カロリーや歩数を計測するだけでなく東海道五十三次の実際の距離を辿れる「歩数計」アプリ、またLINEがプリインストールされている。「初心者向け」スマホでは使えないこともあるGoogle Playもしっかり搭載されているので、好きなアプリも問題なく入れられる。

 55歳以上の「BASIO」ユーザーを対象にした専用のプラン「シニアプラン(V)」も用意されており、月間データ容量0.7GBで月額4,280円(税別)となっている。更に55歳以上の購入者を対象に、「auスマートサポート」の加入月含む3ヶ月間の利用料金3,000円が無料になる「BASIO発売記念 auスマートサポート特別キャンペーン」も提供される。こちらの実施期間は2月13日から3月31日まで。4カ月目以降は月額380円がかかるので注意したい。
 
 
 主な仕様は以下の通り。
・OS:Android4.4
・CPU:Qualcomm MSM8974AB 2.3GHz クアッドコアプロセッサ
・メモリ:2GB
・本体容量:16GB
・外部メモリ:microSDXC(最大128GB)
・液晶:約5インチTFTディスプレイ
・解像度:フルHD(1080×1920ピクセル)
・バッテリー容量:3000mAh
・連続待受時間:750時間(LTE)
・メインカメラ:約1300万画素
・インカメラ:約97万画素
・サイズ:約142(H)×70(W)×10.4(D)mm
・重量:約152g
・WiFi規格:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
・Bluetooth4.0対応
・WiMAX 2+、キャリアアグリケーション、VoLTE、ワンセグ、赤外線通信に対応

テレコムスクエア、電話通訳サービスも付いた訪日外国人向けプリペイドSIMカード「Wi-Ho! Prepaid SIM」販売開始

 2月10日、テレコムスクエアは訪日外国人向けに、電話通訳サービス付きプリペイドSIMカード「Wi-Ho! Prepaid SIM」の販売を開始した。なおビックローブがMVNEとしてサービス基盤を提供している。

 「Wi-Ho! Prepaid SIM」は利用している端末にSIMカードを挿入するだけで日本でもモバイルインターネットが利用できるようになるサービス。容量は1GBで4,167円(税別、以下同)と3GBで6,019円の2つのプランを用意。SIMカードのサイズはmicroSIMとnano SIMに対応する。
 利用期間は30日間で、容量が不足した場合には専用サイトから1GB当たり1,834円で追加チャージできる。

 また無料で3回まで電話通訳サービスを提供し、レストランや宿泊施設の予約、クレジットカードやパスポート紛失時の警察への届け出などに活用でき、データ通信サービスのみならず旅行中に困った際に利用できるようだ。電話通訳サービスは、テレコムスクエアのグループ会社で、多言語コールセンターのアシストオールが対応する。

 販売は空港内にあるテレコムスクエアの直営店舗にて実施される。開始当初は成田空港と羽田空港にあるモバイルセンター3店舗で、順次新千歳空港、関西空港、福岡空港等でも販売していく予定。
 なお専門スタッフがSIMカードの利用に必要なAPN設定までをサポートし、SIMカードが利用できない場合はWi-Fiルーターのレンタルを選択することもできる。

Sprint再建へ「長く苦しい戦いが始まる」――ソフトバンク 2015年3月期第3四半期決算説明会

 2月10日、ソフトバンクは2015年3月期第3四半期の決算説明会を開催した。売上高は前年同期比41%増の6兆4311万6700万円、営業利益は同16.2%減の7880億4500万円となっているが、前年の営業利益にはガンホー、ウィルコムの子会社化による一時益が含まれているため、それを除くと前年同期比16%増の7,880億になるという。
 EBITDAも同22%増、純利益も同16%増で、2014年度の連結業績予想である売上高8兆円、EBITDA約2兆円、営業利益9,000億円の数字に向けて順調ににすすめられていると孫氏は話す。

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 国内の通信事業をみてみると、第3四半期の純増数は147万7000件、ARPUは前年同期比240円減の4250円、解約率は同0.06ポイント増の1.34%となっている。新たな取組としてはNTT東西の光回線卸を利用した固定回線とのセット割引「スマート割引」や「家族の学割25」、また人工知能「Watson」の日本語対応についてIBMとの開発合意を発表した他、子会社の経営統合による経営の効率化が紹介された。

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 一方ソフトバンクが買収したアメリカのスプリント社の事業は思わしくないようだ。スプリントは第3四半期に21.3億ドル(約2500億円)の減損を計上しているが、ソフトバンクの決算に反映されない点に関しては採用している会計基準が異なっているためだという。減損について「社内でもだいぶ議論した」「経営者としては会計基準がなんであれ減損すべき」「減損したつもりで経営をすべきであると厳粛に受け止めている」などとコメントするなど、孫氏からは重く受け止めている様子が伺えた。

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 スプリントはCEOにマルセロ・クラウレ氏を迎えて経営改善に取り組んでいるというが、純利益は減損分の14億ドルを差し引いても19億ドルの純損失となっており、まだ険しい状況は続いている。孫氏はスプリントの経営について、当初はアメリカの通信事業で3位のスプリントと4位のT-Mobileを合併させる戦略が大きな柱だったと語り、それが米国の規制当局によって買収は認可されず思惑通りのシナリオにならなかったことが大きいと認めつつも、経営改善に向けて「長く苦しい戦い」であるが「一歩づつではあるが、改善の兆し」にあると話す。

 アリババに代表される海外インターネット事業への投資については今後「トランスポーテーションプラットフォーム」「広告 メディア ゲーム」「イーコマース」「アーリー/グロースステージ投資」が重大投資分野になるという。具体的にはインドのスナップディール・コム社、インドネシアのトコペディア社といった地域ナンバーワン企業の筆頭株主になり、ソフトバンクのシナジーグループを発揮していく構えだ。特にインド、東南アジアではスマートフォンの登場によってインターネット改革が訪れている、「海外に植えた種が着実に大きくなってきている」と孫氏はアピールした。

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 ソフトバンクの決算発表といえばこれまで「ナンバーワン」の言葉に象徴される強気の姿勢が印象的だが、今回は「今日の僕のキーワードは謙虚」と孫氏がコメントするほど控えめな姿勢に終始した。特にスプリントに関しては黒字転換の時期について「時期尚早」と話し、「AQUOS CRYSTAL」のような日米共同端末についても「意味あるものは続けていく」とトーンダウンしたような回答をしている。またシリコンバレーの拠点についてもコスト削減のため縮小していく予定だという。

 国内事業についても同様の姿勢だ。ソフトバンクモバイルとワイモバイルの合併によって契約数ではKDDIを抜いて国内事業社2位になることに対しても「ワイモバイルはPHS、データ端末の契約数が多いため、スマホ・携帯電話の台数としては国内3位にあると謙虚に受け止めなければならない」とコメント。光回線卸による新サービスも「始まってみなければ分からない」、第3Qの他キャリアと比べて純増数の伸び悩んでいることに対しては、「みまもりケータイやフォトフレームといった細々なものを売って純増を増やすことに熱心だった時期はあった」と自嘲しつつ、「MVNOで周波数をかしだりたりM2Mで増やすこともできるが、そのようなことはせず、純増の数だけを追うのではなく、しっかり経営の実態をしていくのが重要とみている」と積極攻勢に出る構えはないようだ。
 国内事業については「インフラには10年に一度ほど転換期、ドラスティックな時期があると捉えている。その時期ではないのに、無理してテコ入れするのはどうかと考えている」とのコメントに集約されるだろう。一方で「海外ではインドや東南アジアではスマホによって初めて本格的なインターネットの普及した時期であり、ドラスティックな時期を迎えている、そのためソフトバンクはそちらに注力している」と、孫氏の関心はしばらく海外に置かれるようだ。

2014年のスマートフォン販売は2年連続のマイナス成長、普及率の世代格差は大きく

 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパンは2014年の家電およびIT市場の販売動向を発表した。このうちテレコム市場、IT・オフィス市場の2つについてみてみたい。

・テレコム市場

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 2014年度の携帯電話は2年連続のマイナス成長となる前年比4%減の3,314万台だった。このうちスマートフォンは販売台数の78%を占める2,579万台となっており、前年並みの販売台数に留まっていることがマイナス成長の一因であるという。
 スマートフォンの利用者数が半数を超えたことで、フィーチャーフォンからの移行層や買い替えサイクルが長期化していることが販売台数の伸び悩みに影響しており、注目のSIMフリースマートフォンも携帯電話販売台数の1%未満であったとしている。
 世代間の差は大きく、20代の74%に対して、60代は23%に留まっている。先日KDDIがシニア向けのプランを打ち出したのも頷ける数値であり、今後は如何にシニア層を取り込めるかが販売台数増加にかかってきそうだ。

・IT・オフィス市場

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 パソコン市場は前年比0.3%減の1,581台となっている。リテール市場、リセラー市場共にWindows XPサポート終了に伴う買い替え需要によって大幅な落ち込みには至らなかったものの、スマートフォン・タブレットの普及による減少傾向は避けられず、数量は減少しているという。その分金額ベースが上昇しており、前年から8%増、7%増とプラス成長になっている。
 タブレット端末は前年比17%増の635万台に。リテール市場では家電量販店の店頭販売がマイナス成長となる一方、インターネット販売や携帯電話専門店での販売は拡大したという。携帯電話専門店も取り扱いブランドとモデルが増え、数量前年比37%増を記録している。画面サイズ別では、2013年に拡大した7インチクラスはスマホの大画面化や8インチクラスのモデル拡充などにより、数量構成比で前年から13%ポイント減少の46%となっている。

 パソコンとタブレット端末と合わせた販売台数は前年比4%増の2,216万台。タブレット端末の数量構成比はリテール市場では前年の39%から41%へ、リセラー市場では6%から8%へ上昇した為、全体においては26%から29%へ拡大している。

東京デートスポットの電波状況、KDDIが下り平均26.57Mbpsで4キャリア中トップに

・auが下り速度26.57Mbpsと、僅差ながら4社中トップ。特に商業施設で強さを見せた
・NTTドコモは上り速度10.53Mbpsで4社中トップ。上りでも爆速地点が散見された
・ソフトバンクは下り速度26.33Mbps、上り速度9.10Mbps。ともに高水準の結果に
・ワイモバイルは下り速度、上り速度ともに一歩劣る結果だったが、実用的には問題なし

 
 
 ICT総研は2月9日、東京デートスポット電波状況実測調査の結果を発表した。今回の調査はバレンタインデーに向けて活況を呈する「主要なデートスポットの最新の電波状況を把握すること」を目的としており、東京都内の主要なデートスポット30地点を測定地点として、NTTドコモ、KDDI、ソフバンクモバイル(以下、ソフトバンク)、ワイモバイルのデータ通信速度の実態を調査している。測定端末はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクがiPhone6、ワイモバイルはARROWS Sとなっている。

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 ダウンロード速度ではKDDIが平均26.57Mbpsと僅差を制してトップとなった。テーマパークでは他社に遅れをとってしまっているものの、商業施設では平均29.08Mbpsと頭一つ抜けている他、速度分布でも50Mbps以上が最も多い。ICT総研では「人口カバー率99%」のプラチナバンド帯のLTE網の整備と、「キャリアアグリケーション」、「WiMAX 2+」への対応が勝因であると分析している。
 ダウンロード速度2位は平均26.33Mbpsでソフトバンク。テーマパークでは平均33.13Mbpsを記録しているものの、商業施設で苦戦したのに加え、50Mbps以上の割合は3.3%とKDDIより少なくなってしまっているのが惜しくも1位を逃した要因だろう。
 ダウンロード速度3位は平均25.25MbpsでNTTドコモ。4位は平均22.85Mbpsでワイモバイルとなっている。KDDI、ソフトバンクは10Mbps未満の速度分布が見られないのに対し、ドコモ、ワイモバイルにはそれぞれ6.7%、13.3%見られてしまっているのが、今回の順位を裏付けているといえよう。

 ただしICT総研が通信速度の実測調査を開始した2011年では下り平均0.95Mbpsであったのと比べると劇的に早くなっており、東京都内の人々が集まるデートスポットでも快適な高速通信できる環境が提供されていると言えよう。

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 一方アップロード速度では平均10.53MbpsでNTTドコモが1位に。2位はこちらも僅差でソフトバンク、3位は上位2社とはやや離れてKDDI、4位はワイモバイルという結果となった。KDDIはダウンロード速度では1位となったものの、アップロード速度ではやや物足りない結果となってしまっているのは否めない。

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 今春よりNTTドコモ、ソフトバンクはキャリアアグリケーションの導入を表明しており、また既にキャリアアグリケーションを導入しているKDDIもさらなる高速化を図っている。加えて各キャリアとも高速通信に対応した基地局整備を進めており、今後も日進月歩で通信インフラは整備されていく見通しだ。

KDDI、使いやすさと耐久性を追求したフィーチャーフォン「GRATINA2」発売

 KDDIは2月6日、使いやすさを追求した京セラ製フィーチャーフォン「GRATINA2」を発売開始した。カラーは、グリーン、ホワイト、ピンク、ブラックの4色。

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 「GRATINA2」は2013年に発売された「GRATINA」の後継機。前モデルの防水、防塵、耐衝撃性能などはそのままに、形状はさらに丸みをもたせたラウンドフォルムを採用することで手に馴染む設計となっている。またテンキーの形状や色分けを改良することで識別性や操作性も併せて向上させている。

 機能面ではGPSや808万画素のカメラを搭載。京セラの独自機能「スマートソニックレシーバー」も備え、騒がしい場所でも通話が聞き取りやすくなっている。
 またサービス面ではフィーチャーフォンながらも「au WALLET」に対応。ポイント確認やチャージも簡単に行える。この他GPS、グローバルパスポート(CDMA)、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、Bluetooth 2.1+EDRに対応している。

 主な仕様は以下の通り。
・本体容量:100MBまたは1,000件
・推奨外部メモリ:microSDHC(最大32GB)
・液晶:約3.0インチ IPSディスプレイ
・解像度:QVGA(320×240)
・バッテリー容量:1020mAh
・連続待受時間:710時間
・連続通話時間:約320分
・カメラ:808万画素
・サイズ:約111(H)×49(W)×16.8(D)mm
・重量:約119g
・Bluetooth 2.1+EDR
・防水・防塵(IPX5/8・IP5X)
・耐衝撃(MIL-STD-810G Method 516.6:Shock-ProcedureⅣ)

総務省、NTT光回線の卸売サービス提供にあたって消費者保護を要請

 総務省は今月から本格的に宣伝が始まったNTT東西による光回線卸売サービスの提供開始にあたって、サービス提供者に対して消費者保護のための取組を要請すると同時に、消費者に対しても注意の呼びかけを行っている。光回線卸売サービスについてはNTTドコモを始め、ソフトバンクBBやプロパイダー、MVNO各社が携帯電話料金と組み合わせた割引サービスを続々と開始させて注目が集まっている反面、光サービスに関する消費者からの苦情・相談件数は高い水準にあり、更に今回のサービス開始に伴い契約変更のトラブルが増加することを想定し、利用者からの苦情・相談が一段と増加することを懸念していることが背景にあるようだ。

 まず事業社側に対しては以下の点について十分注意喚起することとして呼びかけている

「・サービスの提供者がNTT東西から変更されること。
 ・既存のプロバイダー契約の解除申込みが必要な場合にはその旨及び契約解除料が発生する可能性があること。
 ・サービスの乗換えにより、メールアドレスが変更となる、これまで利用していたオプションサービスが利用できなくなる等の不利益事項が発生する場合にはその旨。
 ・転用後に、NTT東西のサービスに戻る場合又は更なる別の事業者に乗り換える場合は、卸先事業者との契約を解約し、NTT東西又は当該別の事業者と新規に契約を締結する扱いとなることから、不利益事項が発生し得ること。」

 また消費者側に対してもほぼ同様の内容を呼びかけている。

「・サービス提供者がNTT東西から変更になります。
 ・今のプロバイダに契約解除の申込みが必要なケースがあります。その場合、通常は契約解除料が発生します。
 ・サービスの乗換えにより、メールアドレスが変更になることがあります。また、テレビサービス(フレッツテレビ)など今まで利用していたオプションサービスが利用できなくなることもあります。
 ・サービスの乗換えが完了すると、「やっぱりNTTのサービスに戻りたい」「やっぱり(更に)別の事業者のサービスがいい」となったとき、契約解除料が発生したり、電話番号が変わったり、工事が発生したりすることがあります。」

 このような呼びかけを行うのには、現在利用しているNTT東西のサービスから光回線卸売サービスに乗り換える際に「転用」と呼ばれる手続きが行われるためであると推測される。光回線卸売サービスの方へ乗り換えるといっても、同じNTTの回線を引き続き使うことになるため「転用」の手続きを行えば電話番号をそのまま引き継げ、ユーザーにとっては利用環境を変えることなく契約形態のみが変えることができるのだ。一見ユーザーにとっても事業者側にとってもサービスを乗り換える障壁が少なく便利なように思われるが、総務省が呼びかけているような事態も想定される。

 事業者側、消費者側に呼びかけた内容について上から3つ目までは、基本的に利用環境が変わらないがために想定される事態だろう。
 「サービス提供者がNTT東西に変更」に関しては「NTTや今のプロバイダからの電話であるかのような電話勧誘も予想され」るためと悪質な勧誘に対する注意だ。また「プロパイダの契約解除」についてはメールアドレスや契約解除料について、当然踏まえておくべき事柄となっている。「サービス乗り換え~」についても同様だ。

 懸念されているのは4点目についてであり、「転用」後は再びNTT東西に戻したり、別の事業社に変更しようとしても再び「転用」することはできず、新規契約になってしまうためだ。携帯電話のMNPについては事業社を乗り換え続けても電話番号を保持し続けられるが、固定回線の場合は今のところそれが不可能となっている。

 サービスの選択肢が増え、消費者側にとっても今より安く利用できるなど多くのメリットがあるように見える反面、冒頭にも述べたとおり光サービスに対する苦情・相談件数は他業界に比べて高い水準にある。更にこれまで固定回線事業を行ってこなかった事業社が新規に参入するので、複雑なルール等を踏まえずに販売に乗り出すケースも想定され、一層苦情・相談件数が増してしまう恐れもある。
 事業社側に十分な配慮を求めるのは勿論、消費者側も「安いから」「簡単に変更できる」等の理由で安易に乗り換え、不利益を被らないよう注意していきたい。